ソーシャルメディアの普及によって非常に細かい情報も流通しやすくなる一方、デマや誤情報もまた拡散しやすくなってしまいました。こうした誤情報を訂正しようとして口争いになるケースは多々見られますが、どれだけ正しく訂正しても、一度ウソを信じてしまった人はなかなか意見を改めることができないことが研究によって明らかになりました。 実験はオハイオ州立大学のコミュニケーション研究者、ケリー・ガレット教授によって様々な性別・年齢の574人を集めて行われました。手順は以下の通り。 まず、全員が「政治的内容のブログ」からとられた文章を見せられます。この文章は政府資料や新聞のニュースをもとに、嘘の情報が混ぜられています。 被験者は自分では分からないように次の3群に分けられており、実験後に情報の精度を確認するテストが行われました。 1. ウソ情報を教えられた後、すぐ訂正情報を受け取った 2. ウソ情報を教えられた後