東京都は5日、JR京浜東北線川口-赤羽駅間の高架橋脇の新河岸川護岸改修工事現場(北区赤羽北)で不発弾が見つかったと発表した。 都によると、不発弾は直径60センチ、長さ1・6メートルで重さは約1トン。第二次世界大戦時のものとみられるという。4日に防潮堤のくい打ち作業中に見つかった。すでに陸上自衛隊が土のうを積むなどし、当面の爆発の恐れはないという。処理方法や日程は、これから協議される。 不発弾をめぐっては、JR上中里駅(北区西ケ原)そばの国の研修施設建設予定地で3月、旧日本軍のものが見つかり、陸自が6月に爆破処理した。この際、半径100メートルへの立ち入りが禁止され、新幹線が東京-大宮駅間で運転を見合わせるなどし、乗客約9万人に影響した。