佐々木朗希の2試合連続パーフェクト達成「未遂」の裏には、今だから明かせる真実があった――。2018年から5年間に渡って千葉ロッテマリーンズを率い、稲尾和久監督以来36年ぶりの2年連続2位も達成した井口資仁・前監督がNumber Webの取材に応じた。(全3回の2回目/#1、#3へ)※敬称略。名前や肩書きなどは当時 ◆◆◆ 井口監督時代の「ドラフト戦略」 最下位のロッテを引き継いだ井口資仁監督は就任1年目から5位、4位と順位を上げ、3年目にはソフトバンクと優勝争いを演じて2位。翌年はオリックスにわずか2.5ゲーム差の2位と着実にチームを押し上げた。昨年はレアード、マーティン両外国人の不振もあって5位に沈んだが、『2025年までに常勝チームを作る』という球団のプロジェクトを着実に前に進めた。 井口監督時代、ロッテはどのようなドラフト戦略を立てていたのか。