米最高裁の入国禁止の決定に抗議するデモ参加者ら=2018年6月、米ニューヨーク/Erik McGregor/LightRocket/Getty Images (CNN) 米国のバイデン新大統領が打ち出した移民政策の転換の中で、これはほんの小さな一部にすぎない。だが象徴的な意味合いはとてつもなく大きい。 バイデン大統領が提案した移民法の改正案では「alien(エイリアン=ここでは『外国人』の意味)」の単語が法律文から一掃され、代わって「noncitizen(非市民)」という単語が使われる。 新政権が発表した法案の概要ではこの変更について、米国を「移民の国」と認定することを意図した意識的な一歩と位置付ける。 「illegal alien(不法在留外国人)」という用語については以前から、移民を人間扱いしない中傷用語だとして人権活動家の非難の的になっていた。トランプ前大統領時代にはさらに分断が深ま