REAL TOKYOから黒澤ライカさんのスーザン・ソンタグ講演のレポートを少し。以下はそこからの引用。from New York スーザン・ソンタグが選ぶ「何度でも見たい日本映画8本」 文:黒澤ライカ ~ こうした内的ジレンマを静かな語り口で鋭く描いた映画は、最近の日本映画には残念ながら少なく、数点のアニメーション映画を除いて、日本映画は自分の心に届いてくるものではなくなった、と嘆いてみせもした。 ~ 中略 ~ ソンタグは、新しい映画もちゃんと見ていると前置きしたうえで、自分のように古い映画を繰り返し見るのは単純にこの時代の映画の方が優れていると思うからであり、決してノスタルジアではない、と自己弁護した。そのうえで、しかしもしかしたら、こうした行為は今の映画を見捨てていることになるのではないか、との疑問を観客に提起し、自分自身もこの疑問に対して答えを見つけていない、と付け加え