社会は誰かの犠牲によっては変えられない。これからは明るく楽しくみんなで変えていくんだ。それを去年のろうそくデモで実感し感動したことを覚えています。それから政権の過剰防衛による前時代の逆襲。前の世代の考えの顕著化。つまり「誰かの犠牲に悲しみ怒ってみんなで立ち上がる」という図式。日本が統治していた時代の万歳運動から民主化革命までつづく「反独裁」時代に有効だった動機。しかし、もはや今の時代。それは流行らない。まさに最後の足掻きなのだ。これからは去年垣間見たあの時代がやってくる。でなければ閉塞のみだ。 最初、「なんだってそんなことを…あなたにやれることはほかにあっただろう」と困惑しながらも、私が彼に「期待」してたことに気づいた。政治活動をやめると宣言してからも、何かしら(それこそ今の政権が勘繰ってたように)本を出すなりして、戦うことを期待していたし、検・言の攻撃にも「彼が黙ってやられるわけがない。