長いけど無茶面白かった。 多言語を知る翻訳家ならではの視点で、日本人と言語の関係を論じています。 日本語では韓国語などの一部を除いた諸外国語と比べ、自分と相手の呼び方を決めるだけでもかなりの労力を要します。コミュニケーションを始める前から相手と自分の立場や関係性を考慮しなければならず、もうこれだけで何を話そうとしていたのか忘れそうなレベルです。 私たち日本人が「以心伝心」とか言って言葉をサボりがちになるのは、この日本語の特性ゆえ、コミュニケーションに疲れてしまうからかもしれません。 マレー語で仮面ライダーを見るとどうなるかマレーシアに最初に来た頃、知り合いも少なくヒマでした。 親子で「仮面ライダー」ばっかり見てたのです。 マレーシアでも仮面ライダーは大人気。当時はマレー語のテレビでも吹き替えで再放送をやってました。 そしたら子供がこういうのです。 「これマレー語で見ても今ひとつ、面白くない