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ブックマーク / davidtakeuchi.typepad.com (6)

  • VC業は普通じゃない仕事

    8月20日のエントリ「VC業も普通の仕事」には、思いのほか多くのアクセスや反響を頂いた。色々とメールや口頭でご意見を寄せて頂いた方々に感謝申し上げる次第。今度は逆に「VC業は普通じゃない仕事」という題で思うところを少し書いてみようと思う。 が、その前に1つ。前回のエントリに頂いた反応の中に、「そこまでVC間の競合が激しいシリコンバレーは起業家にとって恵まれた環境だ」という内容のものが複数あったが、やや違和感を感じるFeedbackなので一応一言残しておきたいと思う。確かにシリコンバレーで出会った起業家の中にはじっくり投資家を選ぶ特権を持った者も沢山おり、VCとしてリターンを得るにはこのような「無理め」な案件で起業家に選んで貰うことが重要になるわけだが、一方で何ヶ月も何十社もVCを回っても全く投資資金が集められない起業家も多くいた。というか、大半の起業家はこちらの運命を辿っていたように思う。

    isrc
    isrc 2009/08/30
    Top Tier VCのGPが尊敬されるのは、彼らの活動が「自らが考えた仮説をベースに将来像のグランドデザインを提示して、当該デザインの上で複数企業に投資しコミットメントする」という知的努力と当事者意識の塊であるから
  • 梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」を読んで ~ 「けものみち」脇に超高層ビルを建てたい

    アメリカへの帰国前、いつもの通り丸の内の丸善でをしこたま買い込む。スーツケースにを詰めて、空港へ。先ほど日橋でうな重をべたばかりだというのに、成田のJALのラウンジのビーフカレーは相変わらずうまく、しっかりべてしまう。嗚呼、我豚的人生(意味不明)。 成田発サンフランシスコ行きのJL002は定刻通りの出発。1週間の日出張もようやく終了し、シートに身をうずめてこの1週間を振り返る。シートベルトサインが消えた頃、先ほど買い込んだの中から梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」を手に取る。San Francisco空港への到着直前にちょうど読了。 San Francisco空港を出て280を南下しながら、あれこれ思索を巡らせる。当方としては、大組織に身を置きつつも個が闊歩するシリコンバレーで投資活動を営む者として、そして「大組織の持つ底力」と「当地で個がイノベーションを引っ張っている現場」双

    梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」を読んで ~ 「けものみち」脇に超高層ビルを建てたい
    isrc
    isrc 2007/11/26
    個に「けものみち」探索を奨励し、探索中に金鉱脈にぶちあたったらそれを仕組みにConvertして行って新たな組織・サービスを次々と生み出していくしなやか且つ力強い大組織
  • 技術で稼ぐかサービスで儲けるか

    午前中に某起業家来訪。午後には創業間もない別のベンチャーOfficeへ訪問。各々対照的な内容で、興味深い1日。 午前中は、面白い技術と標準の提案。超汎用的な内容であるだけに、大手の取組や無料化の波にどう対応して行くか、という話になる。そして、超Horizontalな技術分野でいつも問題になるのがMonetization。テクノロジーのマスに対するライセンス販売、という方向は難しく、技術のレイヤーの上でPlayするサービス事業者に向かって生まれるRevenue Streamをどうつかまえるか、若しくは自らの技術を活用して上位のサービス分野に出て行く余地は無いか、となる。尚、このような議論をしているのはベンチャーに限らない。一旦成功を収めたテクノロジー企業でも、成長余力という意味でこの手の課題に直面している企業は少なくない。 一方、午後はどっぷりサービス層。某メディア系のサービスをこれから世に

    isrc
    isrc 2007/11/05
    技術PlayerとしてScale感を持った儲け手段を見つけるのは容易ではない。サービスをやっても、自社ならではの特徴を出す余地は往々にして限定的。正解は、何らかのテクノロジー面でのフックを持ったサービス事業をやる
  • サービスレイヤーを目指す技術系企業

    今日は日曜日。雲1つない超快晴。早起きして、一路Half Moon Bayを目指す。3週間ぶりのGolf。Half Moon Bay Golf Links(2 Miramontes Point Rd Half Moon Bay, CA 94019 TEL (650)-726-4438)のOld Courseは大変美しい。スコアはso-soだったが、真っ青な空を見上げてリフレッシュ。カメラを忘れたのが心残りだったが・・。 Roundご一緒したのは、日で某分野で大変ご活躍中のMさん。 Mさんと色々話していて思ったのは、9月28日付エントリ「最近考えていること」で書いたソフトウェア技術の価値に関すること。ソフトウェアテクノロジーをそのままソフトウェアライセンスとして販売する余地は、次第に狭まって行く。Monetizationの手段は、どんどんサービスレイヤーに移って行く。そして、サービスレイヤ

    isrc
    isrc 2007/10/22
    手段としてのITに専念する人はインフラ業化して行く。電話事業者のような巨大寡占事業体を目指す。「手段としてのIT製品やサービス」では先々厳しいと考えるPlayerは、より上位のサービスレイヤーへの進出を目指す。
  • Dave's Blog: Odeoの失敗がTwitterにどう生きているか

    Googleが買収したBlogger.comのFounderであるEv Williamsが始めたPodcast共有・配信サイトのOdeo。Evが事実上失敗を認めて昨年10月にCRV等の投資家からEvが株を買い戻して再Startしたが、どうも引き続き芳しくない。一方で、Evが次に始めたCommunity ServiceのTwitterは急速にメジャーになりつつある。Odeoの失敗がTwitterの成功にどう生きているか、Ev自身の見解がさらっと載っているBlogご参照(How Ev Williams leverages lessons from Odeo at Twitter)。書き手(聞き手?)はGigaOM Staff WriterのLiz Gannes。以下ポイント&抄訳。 「色々と機能を作りこみ過ぎた」 Odeoでは色々と機能を作りこんだのに対して、Twitterはシンプルに徹した。

    Dave's Blog: Odeoの失敗がTwitterにどう生きているか
    isrc
    isrc 2007/04/16
  • Web2.0 バブル? とVC受難時代?

    Web2.0は短期間でbuzzwordになってしまった。Web2.0の定義論やその定義に個別案件がマッチするか否かといった話は、VCの視点から見ると正直余り興味が湧かない。 Web2.0、Web2.0、と単に連呼しているだけの目の前にいる起業家は、多分高い確率で成功しない。一方で、来彼らは昔ほど投資家の資金を必要としていないのもまた事実。この合わせ技によって、多分このドメインに対して免疫(?)が無いキャピタリストの心象風景を喩えると、以下のような感じになる。VCが人間Aで、Startupが人間Bである。 結婚適齢期を過ぎつつある人間Aが、周囲から「結婚しなさい!」とプレッシャーをかけられ、「やっぱり結婚した方がいいのかなー」と漠然と思い、えも言われぬ焦りもちょっと感じて見合いをしてみる。で、見合いをしたら、出てきた相手Bはあまりイケているようには見えず、いまいちピンと来ない。「みんな結婚

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