ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を観戦後、日産スタジアム(横浜市港北区小机町)の会場で警備員を殴ったとして、港北署は13日、暴行の疑いで、大手広告代理店「電通」(本社・東京)の新聞局長の容疑者(51)=東京都港区=を現行犯逮捕した。署によると、同容疑者は「たたいていない」と供述、容疑を否認している。 逮捕容疑は、同日午後10時15分ごろ、日本対スコットランド戦が行われた日産スタジアム内で、人員整理に当たっていたアルバイトの男性警備員(21)の顔面を殴った、としている。警備員にけがはなかった。 署によると、同容疑者は試合終了後、退場ゲートへと続く通路脇の柵に体当たりしていたため、男性警備員が注意したところ、顔面を平手でたたいた。当時、同容疑者は日本代表のユニホーム姿で酒に酔っていた。 同社広報部は「事実確認を行った上で、適切に対処します」とコメントした。