昨年終盤に発症した左足付け根痛からのリハビリ中の横浜DF栗原勇蔵(27)が9日、横浜市内のクラブハウスに姿をみせた。患部の痛みも和らぎ、前日8日から軽い運動を開始。「軽いジョギングができるようになってきました」と順調な回復ぶりをうかがわせた。約1カ月間ボールを使った練習は行えていないが、「(チーム始動日の)17日にはボールを蹴っていたいです」と話した。
<Jユース杯:横浜4-3東京>◇決勝◇26日◇長居スタジアム 来季トップ昇格が決まっている横浜のMF松本翔(18)が2得点の活躍で、チームを初優勝に導いた。後半12分、自らのドリブルで得たPKを決めると、延長前半10分には決勝点となる4点目。身長162センチながら、右サイドからのセンタリングに頭で合わせた。 「まさかでしたね。高校生になってからは(ヘッドでの得点は)ほとんどない。皆、自分よりも背が高いし強いので、人よりも動こうと思っていた。最後まであきらめなかった結果。この3年間で一番うれしい」。 松橋力蔵監督(42)も「苦しい試合だったけど、あの身長でよくヘッドで取った。彼はステージが上がるにつれて能力を発揮してくれる。何かを持っている」と、大一番で勝負強さを発揮した背番号7をほめた。
<Jユース杯:横浜5-3広島>◇準々決勝◇19日◇長居第2 来季、横浜のトップチームに昇格するMF松本翔(18)がハットトリックの活躍で、チームをベスト4に導いた。前半14分に自らのドリブルから得たPKを決め、先制点を奪うと、後半36分にはFKをゴール右すみに決め、延長戦に持ち込んだ。そして延長後半ロスタイムにゴール前の混戦から試合を決定づけるチーム5点目のゴール。「最後までもう1点を狙っていた」。ベンチ前で歓喜の輪を作り、両手拳を天に突き上げた。 広島は今年の全日本ユース覇者で、昨年のJユース杯でも準優勝を飾っている強敵だったが、松橋力蔵監督(42)は「広島相手に無失点は難しいと思っていたが、よくひっくり返した。試合の中で感じたことを次に生かしてほしい」と目を細めていた。
浦和が、川崎FのMF谷口博之(25)に来季獲得の「電撃オファー」をしたことが11日、分かった。ブンデス移籍が決定的な日本代表MF細貝との契約更新交渉を打ち切り、緊急補強へ方針を転換。複数年契約による完全移籍での獲得を目指して、川崎F側に交渉を申し入れた。谷口は来季まで川崎Fとの契約が残っており、横浜からもオファーが届いているが、競合を覚悟の上でJ王座奪回への戦力を整える構えだ。 浦和は、MF阿部(現レスター)が海外移籍する可能性があった昨夏以降、継続して谷口の動向を調査してきた。182センチの上背を生かした対人勝負の強さや06年に13得点を挙げた攻撃力を評価。08年北京五輪代表で、1月のアジア杯予選イエメン戦でA代表に招集されるなど将来性も期待されている。現有戦力では20代半ばの選手層が薄いこともあり、東京MF今野ら複数の候補者の中から、谷口に照準を定めた。 谷口は今季リーグ戦27試合1得
ベテランを大量放出した横浜に、今度は若手の流出危機が生じ始めた。DF田中裕介(24)が11日、横浜市内のクラブハウスで契約交渉に臨んだ。田中は、来季J1昇格が決まった柏など複数クラブが獲得を狙っており、横浜も強く残留を求める方針だった。ところが交渉終了後、田中は「これからいろいろと考えたい」と残留を明言せず、移籍の可能性に含みを持たせた。 今季は左サイドバックで起用され、コンディション不良などの理由でベンチ外になった試合もあった。この日、伝えられた評価も「自分としては複雑な感じでした」。獲得を狙う各クラブは、センターバックやボランチなど複数ポジションをこなす万能性を高く評価しており、田中も「そういう評価はうれしく思う」。今後は代理人と相談しながら去就を決断する。
<J1:京都2-0東京>◇最終節◇4日◇西京極 東京が2000年のJ1昇格以来初めてJ2に降格した。前節まで勝ち点36の15位と残留圏内だったが、すでにJ2降格が決まっている17位京都に0-2で完敗。浦和に4-0で大勝した神戸が勝ち点38の15位に浮上したため、勝ち点2及ばなかった。東京からJ1クラブが姿を消した。来季は大幅減収が予想されるため、FW平山相太(25)DF今野泰幸(27)ら高額年俸の主力の大量放出は避けられず、来季のJ1復帰への道も厳しい戦いになりそう。 無情のホイッスルが会場に鳴り響くと、選手たちは次々とピッチに崩れ落ちた。MF徳永悠平(27)は涙を流して横たわり、FW平山は座り込んだまま動けなかった。芝に突っ伏したDF今野は「何も考えられない。何もやる気がおきない。力が抜けたという感じです」とぼうぜんとした表情で話した。 勝てば自力残留が決まる一戦。プレッシャーが重くのし
横浜の嘉悦朗社長が4日の大宮戦終了後のセレモニーで、来季リーグ戦3位以内に入らなかった場合、社長を辞任すると異例の“公約”を掲げた。グラウンド中央に立った同社長は「不退転の覚悟」とした上で「来年ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の出場権を獲得できなかった場合、私は責任を取って辞任します」と明言した。 激しいブーイングの中の公約表明だった。クラブはDF松田らベテラン選手5人に戦力外通告したばかり。選手への温かい声援と対照的に、グラウンドを1周した同社長、木村和司監督には「やめろ」など厳しい声が飛んだ。今季も終わってみればリーグ8位。同監督は「悔しい思いをさせて申し訳ございませんでした」と頭を下げた。同社長も取材陣に「自分の首を差し出す覚悟という気持ちをどうしても伝えたかったんです」と涙を流しながら訴えていた。
低迷が続く横浜が、今オフにベテランを一掃することが28日、分かった。この日までに元日本代表DF松田直樹(33)をはじめ、FWの山瀬功治(29)坂田大輔(27)ら契約満了するベテランに戦力外通告した。年俸総額約1億2000万円に達する大型リストラ。クラブ側は世代交代を一気に進めて若返りを図りつつ、懸案の外国人FWの獲得資金を確保するつもりだ。 横浜に嵐が吹き荒れた。大量リストラによる“大改革”は、今季から指揮を執った木村和司監督(52)や下條佳明チーム統括本部長ら強化部が意見交換を重ねた上で固めた。クラブ側は28日までに、松田をはじめ、山瀬、坂田の両FW、元日本代表DF波戸康広(34)、MF清水範久(34)に戦力外を通告。クラブ関係者によるとリストラは今後も拡大していく可能性が高いという。 下條統括本部長は「チームの将来を考えた結果、苦渋の決断を下した」と説明した。10月から編成の構想を本格
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