高槻市立寿栄小学校4年生の三宅璃奈さん(9)が落下したブロック壁の下敷きになり死亡した現場。地震速報の精度が高まれば、こうした惨事も防げるかもしれない=19日朝、大阪府高槻市(撮影/澤田晃宏) 会社員の男性(37)は地震発生時、すでに梅田(大阪市北区)にあるオフィスに出社していた。大きな揺れを感じ、机の下に潜った。すると、机上に置いたままの携帯から緊急地震速報が流れた。 【写真特集】大阪府内の地震発生後の被害の様子 「揺れ始める前に鳴れば、逃げたり、出口を確保したり、地震の対策をすることもできるけど、揺れてからでは意味がない」 この男性に限らず、ツイッター上にもそうした声が溢れていた。 意味がないどころか、こんな声もある。震度6弱を観測した大阪府北部・茨木市の女子大学生(20)はこう話す。 「ただでさえ地震でショックを受けている上に、警告音が鳴り響き、落ち着いて行動なんてできません」 こう