文/慎泰俊(起業家) マラソンやトライアスロン、更にはウルトラマラソン(マラソンよりも距離の長いレース)などのレースにはまっている経営者やビジネスプロフェッショナルが増えています。もちろん私の周りにそういった知り合いが多いということもあるのかもしれませんが、周囲にはここ4、5年の間に長い距離を走るようになった人が増えました。 それはなぜなのか。もちろん楽しいということもあるのでしょうけれども、もうすこしプラグマティックな理由もあるのかもしれません。 私が長い距離を走るのは、もちろん走るのが好きというのもあるのですが、一番の目的は、自分の自意識を抑えること、物事を毎日きちんと続けることの二つにありました。つい最近『ランニング思考』という本を書いたことで、ある程度考えがまとまってきたので、そのことについて書いてみたいと思います。 自意識やコンプレックスを退治するために走る 私自身、10代後半、