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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (7)

  • 人気の「天然石」の採掘で搾取や環境破壊も、加担しない買い方は

    アメシスト、水晶、シトリンなどの「天然石(クリスタル)」はヒーリング効果のあるパワーストーンといった売り文句で販売されているが、これらを産出する鉱山は環境を破壊し、非人道的な労働環境で操業している可能性がある。(PHOTOGRAPH BY IRINA MARWAN, GETTY IMAGES) マルティナ・グッドフレンド氏は「天然石(クリスタル)」の採掘で生計を立てるのが難しいことを知っていた。それでも、鉱物が豊富なナミビアのエロンゴ州を訪れ、スモーキークオーツ、フローライト(蛍石)、ハイアライトオパールなどの天然石約115キロを1万ドル強(約150万円)で購入したとき、鉱山の経営者と従業員の賃金2年分に相当すると知って衝撃を受けた。 カナダのアルバータ州を拠点に、Etsy(手芸品や古物などの販売・出品サイト)の「スピリットネクタージェムズ」という店で天然石を販売しているグッドフレンド氏は

    人気の「天然石」の採掘で搾取や環境破壊も、加担しない買い方は
  • 第109回 「朝立ち」の科学

    男であれば友人らと「朝からビンビンだぜ」の類いの話を一度や二度はしたことがあるだろう。師走で忙しい時期に下世話な話で恐縮だが、今回はビンビンと睡眠の深い関係についての科学的なお話なのでお付き合いいただければ幸いである。 睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に分けられる(第16回「「夢はレム睡眠のときに見る」のウソ」 参照)。俗に、「ノンレム睡眠は脳の休息、レム睡眠は体の休息」のためにあるなどと言われるが、これは睡眠の役割を単純化しすぎである。カラムでもこれまで何度も取り上げてきたように、睡眠とは単に体を横たえて休んでいる静の状態ではなく、記憶の固定、細胞の修復、免疫調節など生体内の各所で固有の活動が活発に、かつ同時並行で行われている。 大脳皮質が発達した霊長類や人間では深いノンレム睡眠が長いのが特徴で、睡眠中でもとりわけ深いノンレム睡眠中には脳活動が全般的に不活発になり、脳血流量や代謝量も低下す

    第109回 「朝立ち」の科学
  • 第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか

    覚せい剤をはじめ、違法な薬物の事件報道が時おり世間を騒がせる一方で、薬物依存症は治療が必要な病気でもある。それはギャンブル依存症などでも変わらない。では、依存症はどんな病気で、どんな人がなりやすく、どうやって治すのだろうか。日における薬物依存症の治療と研究のパイオニアである松俊彦先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)

    第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか
  • 【動画】ニワトリがコブラに圧勝!なんと丸のみ

    ニワトリが仲間を守ろうと、コブラを攻撃する動画がインドで撮影された。動画の中で、コブラは首のフードを広げて威嚇しつつ、何度かニワトリに噛みつこうとする。ニワトリもすばやく突ついて反撃。逃げようともがくコブラに噛まれないよう、くちばしで器用にくわえる。(参考記事:「【動画】子を襲われた母ネズミがヘビを猛攻撃」) ニワトリは落としたり突ついたりを繰り返しながら、くちばしからコブラをぶらさげて仲間がいない方向に運んでいく。ニワトリはこういった闘いには向いているのかもしれない。首を前後させながら動くため、猛毒を持つコブラは狙いをつけにくいようだ。(参考記事:「【動画】ワシとコブラの一騎打ち、勝ったのは?」) 結局、ニワトリはそれ以上の反撃を許さず、弱ったコブラを丸のみしてしまった。(参考記事:「【動画】ウミヘビが大きなウツボを丸のみに」) このニワトリの行動は珍しいものではない。鳥はよくヘビを狙う

    【動画】ニワトリがコブラに圧勝!なんと丸のみ
  • イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか

    イエローのラブラドール・レトリバー。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 1997年、ドイツ、ベルリンの科学捜査官が、ある珍しい事件に関する論文を学術誌「Forensic Science International」に投稿した。事件の夜、31歳の男性が母親の家の裏庭にある、物置を改装した小屋にこもっていた。彼はそこで飼いイヌのジャーマン・シェパードと一緒に暮らしていた。 午後8時15分頃、小屋のほうで銃声が鳴ったのを、近隣の人々が耳にした。 45分後、その男性が拳銃で口を撃ち抜いて死んでいるところを母親と隣人たちが発見した。男性の手にはワルサーの拳銃が、テーブルの上には遺書が置かれていた。 その後、警察官がさらに驚くべきものを発見した。彼の顔と首の大半は消え失せ、傷の縁には歯型が付いていた。 理由はすぐにわか

    イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか
    itotto
    itotto 2017/06/28
    おもしろい話だけど、このタイトルだとネコが気の毒w
  • 第19回 アリューシャン列島の無人島探検記

    北はシベリアの奥地から南はパタゴニアまで、世界の辺境を駆けめぐる行動派であると同時に、『の雑誌』を創刊した屈指の読書家でもある作家、椎名誠さんがナショジオを通じて地球の驚異を紹介します。みずからの体験や関連書籍の話題も随所に織り込み、シーナワールド全開でお送りするその名も“奇鬼驚嘆痛快話”。さて、どんな話が飛び出すか――。 前回までパタゴニアの馬の話を書いていた。馬旅についてはパンタナールの牛追いに同行した話を最後にしようと考えていた。西部劇でカウボーイが数百頭の牛を何泊もしながら移動させていく、むかしながらの牛追いを体験した話だ。でも実際には映画で見るようなものではなく決してカッコいいものではない。とんでもなく疲れるし、1日のおわりは全身埃と泥だらけの毎日だ。日人で体験したひとはあまりいないだろうから、当時の記録を集めようとしているうちに、締め切りがきてしまったので、今月はちょっと寄

    第19回 アリューシャン列島の無人島探検記
    itotto
    itotto 2014/07/08
    死ぬまでに一度でいいからアリューシャン列島を旅してみたい
  • 第1回 誘拐の場面に遭遇して

    ――写真集「キルギスの誘拐結婚」を拝見して衝撃を受けました。街を歩いている女性を車でさらってきて結婚するというようなことが当にあるのかと。 私は7年ほど前、国際人権組織のヒューマン・ライツ・ウォッチの報告書を読んで、キルギスに誘拐結婚があることを知りました。 それから関係する報道などを気にかけていたのですが、文字情報ではその実態がよくつかめないので、写真で取材したいと思ったのです。 でも、実際の誘拐の場面は、それまでの取材で話には聞いていたものの、やはりショックでした。私の想像を超えていました。 ――誘拐もさることながら、もうひとつ衝撃的なのは、その犯罪の現場にカメラが入っていることです。キルギスでは誘拐結婚が、それほど頻繁に起きているのですか。 現地のNGOによれば、既婚女性の30~40%が誘拐で結婚しているそうです。都市部を離れて村へ行くと、誘拐で結婚した夫婦は簡単に見つかります。

    第1回 誘拐の場面に遭遇して
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