複数の場所で読めるようにする理由 この連載は、デジクリ発行と同時に、我がポット出版のサイトの「ポットの日誌」コーナーに毎回掲載している。また、この「マガジン航」にも掲載してもらっている(編集部注:連載2回分を1回にまとめるなど、転載にあたり少し再編集しています)。つまり、3カ所で掲載しているわけだ。 なぜ、このデジクリ連載をポット出版のサイトと「マガジン航」に掲載したいのか。ボクはせっかく苦手な文章を書くんだから、できるだけ多くの人が読む可能性を増やしたいのだ。文章ってのは、恐ろしく人の目に触れていないとおもっているんだ。いや、ボクの文章だけじゃなくて、もっといい文章も、だ。 それが惜しい。 ポット出版の本で『石塚さん、書店営業にきました。』って本がある。タイトルどおり、出版社の営業がいかにして書店に食い込むのかって本。スゲー狭いでしょ、ターゲットが。出版物は年間8万点の新刊。営業が一人で
韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)の研究者が紙の書籍を扱うような感覚で電子書籍を操作できるユーザインタフェースを開発したようです。複数の指を使ったり動かす指のスピードを早めることで複数のページを一度にめくる機能や、気になったページを指で押さえながら別のページを閲覧する機能のほか、指でページ番号をなぞるとそのページにジャンプするという紙の本にはないような機能も備えているようです。YouTubeにデモ動画が掲載されています。 [KAIST ITC] Smart E-Book Interface Prototype Demo (YouTube) http://youtu.be/rVyBwz1-AiE KAIST’s smart e-book system more convenient than paper-b
posted by 仲俣暁生(マガジン航) 新年あけましておめでとうございます。今年最初の「マガジン航」の記事を投稿します。 昨年10月にウォルター・アイザックソンの『スティーブ・ジョブズ』(Ⅰ、Ⅱ巻)が、紙の本と同時に電子書籍としても発売され、こちらでも多くの読者を獲得したことで、人々の生活のなかで、ようやく電子書籍がある程度の実感をもって受け止められるようになりました。ベストセラーに限れば、「本」の読み方のひとつの選択肢として電子書籍は日本でもこれから徐々に定着していく気がします。 しかし、この年末年始に自分が読んだ本を振り返ってみると、そのほとんどは紙の本でした。忙しい仕事の合間にスマートフォンなどで細切れに読むには、電子書籍はとても便利です。実際、私は『スティーブ・ジョブズ』をそのようにして読みました。けれども、時間的な余裕があるときにじっくり本に向かうには(増え続ける蔵書をどうす
←【前編】 永江:4年くらい前に、大学の授業の関係で岩波文庫とiPod touchを読み比べるということをやりました。そこでわかったのは、3日あれば身体的には慣れるということでしたね。 いま私のiPod touch、iPhoneは"青空文庫専用端末"と化しています。 幅:それは本を読む機会が増えるという点でいえば、とてもポジティブなことだと思います。たとえば、いま20代の人が志賀直哉を読むかといったら、読まないでしょう? 岩波文庫は装丁からして人を威圧するような崇高さがあって(笑)。今まで怖そうだし、という感じで、本屋さんで手にしなかった本を携帯とか、"Reader"とかで触れる機会が増えるというのはすごくおもしろいと思う。 永江:ある雑誌の仕事で、毎号テーマを決めて10冊の本を選ぶ連載をしています。自転車をテーマにしたとき、夏目漱石の『自転車日記』を入れたかったんです。けれど、収録され
11月2日、米アマゾン・ ドット・コムは、同社のプライム会員である電子書籍端末「キンドル」利用者向けに、オンラインを通じて無料で本を貸し出す電子図書館サービスを始めると発表した。写真はキンドルの廉価版を手にする記者。ニューヨークで9月撮影(2011年 ロイター/Shannon Stapleton) [3日 ロイター] 米オンライン小売り大手のアマゾン・ ドット・コムAMZN.Oは2日、同社のプライム会員である電子書籍端末「キンドル」利用者向けに、オンラインを通じて無料で本を貸し出す電子図書館サービスを始めると発表した。 アマゾンによると、利用者はキンドルを通じて数千冊の蔵書から無料で本を借りることができる。貸出は1カ月に1冊で、中にはニューヨーク・タイムズ紙の新旧のベストセラー本も100冊以上含まれるという。 米国での同社プライム会員の年会費は79ドル(約6200円)で、購入商品の送料無料
先日phaさんの「電子書籍とブログって何が違うの?」という文章を読み、最初そのタイトルに違和感を覚え、そりゃ全然違うだろうと内心突っ込んだのですが、よくよく考えるとそうとも言えない。思えばこのタイトルと同じ問題意識を何度も文章にしている人を自分も知ってるじゃないかと思い当たりました。それは『クラウド化する世界』などの著書で知られるニコラス・G・カー(Nicholas G. Carr)です。 phaさんが問題としているのは主にコンテンツの流通と課金ですが、カーはそれだけでなく本を本たらしめるものは何か、それは電子書籍によってどう変わるのかということにフォーカスしており、こちらのほうがより普遍的な問題でしょう。本文ではカーの文章を紹介しながら「本」と「インターネット」の間の一線について考えてみたいと思います。 本の「アプリ」化 まずiPad発売と同時期に書かれた「The post-book b
印刷 関連トピックスソニークリスマス ミステリーの女王アガサ・クリスティーの日本語訳を、早川書房が電子書籍化する。「クリスティー文庫」の全100点。担当者は「翻訳の個人全集が電子化されるのは初めて」という。まず「そして誰もいなくなった」「ねずみとり」など10点を11月に発売、12月は「アクロイド殺し」や「ポアロのクリスマス」、来年1月には「オリエント急行の殺人」など毎月10点ずつ出していくという。 価格は紙の本の8割程度。ソニーリーダーなどの専用端末やタブレット、パソコン、スマートフォンなどで読める。 早川書房は、クリスティーの全作品の翻訳権を持つ日本で唯一の出版社。翻訳書の老舗としても、今回の電子化は「ロングセラーの財産を電子化していく第一弾」という。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます
24 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[] 投稿日:2011/07/09(土) 01:23:32.32 早川こそ、電子書籍にまっさきに飛びつくべきだろうに・・・・廃刊になったのとかさー。 25 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2011/07/09(土) 07:04:12.01 先行しすぎて結果が出なくて、早々にくじけちゃったのかもね 20世紀末のラノベブームの前に「ハヤカワHi!」を出してた頃、電子書籍に挑戦してたような覚えがある フロッピーだかCDベースだったかな? パピレスなどで販売してるのはほとんどグインだ 26 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2011/07/09(土) 23:39:27.23 グイソと電子書籍の相性が良いというのはなんか笑える まあ数が出そうな物からトライしてるんだろうな 27 名前:名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投
エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:大橋大樹、以下 NTTソルマーレ)は、本に「チェックイン」する読書SNSサービス「Bookcrew(ブッククルー)」を平成23年8月4日(木)にオープンいたしました。 Bookcrew(ブッククルー)は、本に「チェックイン」※1することで読書中に感じた「気持ち」を「記録」し、友達に「共有」する、読書をきっかけとした様々なコミュニケーションが行えるサービスです。 ※1 Bookcrewにおける「チェックイン」とは、ユーザが、本に対する【読書中】や【読み終わった】などの「状態」、「興味の有無」、「気持ち」を記録する行為をいいます。 “本と出会った瞬間のトキメキ”“読んでいるときのドキドキ”“読み終わった後のカンドー”そして“昔に読んだ本をもう一度読みなおしたときの新たな発見”など、読むたびに感じるその本に対する心の変化を
#追記 2013/5/14 当記事から2年たって新製品のリリースなどがあったので、以下の記事で新しくまとめなおしました! 【保存版】本の自炊方法まとめ。裁断、スキャンからタブレット・Kindleでの読書まで徹底解説! #追記ここまで こんにちは。自炊(本の電子化)についてどこよりも詳しく解説しているブログの管理人、うしぎゅう(@ushigyu)です。 タイトルからして言うまでもなく、このブログは自炊(本の電子化)がメイントピック。 これまでに、裁断、スキャン、iPadやパソコンによる閲覧から裁断した本の処分に至るまで、どこよりも詳しく解説してきたつもりです。 ただ、記事数も増えてきて「どの記事を見れば自炊についてサクっとわかるの?」という方もいるかもしれません。 というわけで、今回は「これだけ見れば自炊の全てがわかる!」今までの記事のまとめです。 これから本を電子化する方も、どうしようか迷
人は電子書籍を買わない 私が電子書籍(eBook)の世界に足を踏み入れたのは、2002年にPalm Digital Mediaで働き始めたことがきっかけです。この会社は当初はPeanut Pressという名前で、「本を電子的に出版する」というシンプルな計画のために1998年に設立されました。この計画が発表されるとただちに、技術的にも、経済的にも、政治的にも、蜂の巣をつついたような大騒ぎが起きました。 さいわい多少とも先見の明があったのか、この会社は数年後には「世界最大の電子書店」を自称するまでに成長します。しかし、ドットコム・バブルの最盛期に設立されたにもかかわらず、Peanut Pressの創業者は早々と会社の支配権を失ってしまいます。今から思えばこの事件は、今日にいたるまで真実として通用する、ひとつのサインを送っていました。すなわち「人は電子書籍を買わない」のです。 無能な経営者たちの
「電子書籍、紙の本と共存」ハーバード大・ダーントン教授2011年3月7日10時52分 ロバート・ダーントン教授 発行が急増している電子書籍。私たちと本との関係を変えるのだろうか。未来の姿を歴史に求め、書物史の世界的権威であるハーバード大のロバート・ダーントン教授を訪ねた。 ◇ ――電子書籍は「本」の定義や読書の方法を変えると考えますか。 15世紀にグーテンベルクが活版印刷を発明したことに匹敵する変化を、私たちはいま体験している。スクリーン上での読書は、肉体的には新しい経験だ。とはいえ、すべてが新しいわけではない。 ――電子書籍は綴(と)じられた一冊の本を通読するだけでなく、本から別の本やウェブへと、断片をたどるようにも読まれています。 印刷の世界にも、小冊子など綴じられていないさまざまな形態がある。断片化した情報は昔から愛されていた。16世紀、人々は政治的議論や子どもの教育に使うため、一部
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