米国のNPO組織EDUCAUSEのCenter for Applied Research(ECAR)のコンサルタントであるJudith A. Pirani氏が、EDUCAUSE REWIEW ONLINEに、MOOCについての研究や情報源のまとめを掲載しています。 冒頭には、MOOCについてのディベートが盛んになるなか、高等教育機関の管理者やITのリーダに必要なのは、MOOCが組織にとってどのような意味があるのかを深く理解するための情報源や概説資料だとの紹介がなされています。 本文では、MOOCの現在の位置づけの整理に続いて、学生側、機関側の両面が、既存資料に基づいてまとめられています。その上で、MOOCに関する文献やフォーラム等が10点ほどに絞られて紹介されています。 A Compendium of MOOC Perspectives, Research, and Resources(E
2013年12月10日付けのLibrary Journal誌(オンライン)に、“MOOCing at the Public Library”と題する記事が掲載されています。この記事では、コネチカット州のEidgefield Libraryで実施された、MOOCを活用した大人向け読書プログラムの概要が紹介されています。筆者は同館のDorothy Pawlowski氏です。 記事によると、同館はCourseraにコンタクトを取り、そのMOOCの講座の1つである Fiction of Relationship(Brown University提供)を読書プログラムに活用することの許可を得、2013年夏に実際に実施したとのことです。内容としては、図書館のスクリーンで講義を聴講し、その後その内容やリーディングの課題についてディスカッションをするもので、図書館員やボランティアもファシリテーターとしてデ
2013年12月16日付けのThe Chronicle of Higher Educationの記事で、MOOCプラットフォームの一つであるedXが過去に、MOOCで良い成績を収めた受講者を選び出し、企業とのマッチングを図るパイロットプロジェクトを行っていたものの、失敗に終わっていたことが報じられています。 同記事によれば、このパイロットプロジェクトはカリフォルニア大学バークレー校のコンピュータサイエンスに関するMOOCを受講していた学生の中で、好成績を修めていた者868人を対象に、GoogleやAmazon等のIT関連企業へのマッチングを図る、というものでした。868人のうちの多くは米国外で、専門職として働いている者であったとのことです。 MOOCを受講していることはより良い職を得る際に有利に働くともいわれますが、このパイロットプロジェクトでは868人中、面接にこぎつけられたのは3人のみ
2014年7月21日から8月18日まで、デューク大学、エモリー大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の教員による、教員と図書館員のための米国著作権法のコースがMOOCで提供されます。 コースは、米国著作権の考え方の枠組み、著者と権利、教員と図書館員のための例外規定、フェアユースの理解と利用の4つのユニットで構成されるとのことです。 週に2-3時間程のコースで、修了した利用者には、講師から認定証が与えられるとのことです。コースは、Courseraから提供されるとのことです。 Copyright for Educators & Librarians(coursera) https://www.coursera.org/course/cfel Copyright MOOC To Be Offered by Duke, Emory, and UNC Chapel Hill(ARL, 2014/6
2014年10月27日、工学院大学は附属高等学校において、「東京五輪アーカイブ1964-2020」プロジェクト参加学生を対象に、大規模公開オンライン講座(MOOC)サイト「gacco」を教材とした反転授業を実施する、と発表しました。 教材に採用されたのはgaccoの講座の一つである「デジタルアーカイブのつくり方 ~ビッグデータ・オープンデータを紡いで社会につなぐ~」です。生徒は図書館でいつでもgaccoを受講することができます。2014年11月に実施する反転授業は、同講座を受け持つ首都大学東京の渡邉英徳准教授自身が担当するとのことです。プレスリリースによれば、日本の高等学校でgaccoを利用した反転授業を実施するのは初の試みであるとされています。 日本版MOOC『gacco』を工学院大附属高が導入開始(2014年度|プレスリリース|工学院大学、2014/10/27付け) http://ww
文部科学省に2014年7月に設置された「高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議」における6回にわたる議論を踏まえ、2014年12月8日付で「高等学校における遠隔教育の在り方について(報告)」が公開されました。高等学校における遠隔教育の導入について、離島や過疎地における教育機会の確保という視点だけでなく、多様かつ高度な教育機会の提供や、特別な支援が必要な生徒に対する個別の学習ニーズへの対応を目指し、その具体的な方策を提示するものとのことです。 報告書では、「1.検討の背景」として、高等学校教育を取り巻く状況の変化、現行制度、遠隔教育に関する各種提言をまとめ、 「2.高等学校における遠隔教育の今後の在り方」として遠隔教育の導入の目的・意義、改革の方向性を示し、「3.推進方策」を提示しています。 高等学校における遠隔教育の在り方について(報告)(PDF;20ページ)(高等学校における遠
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、大学・研究図書館界の現状をまとめたレポート“Environmental Scan of OERs, MOOCs, and Libraries”の公開をアナウンスしています。 このレポートはカナダの図書館員Carmen Kazakoff-Lane氏によりまとめられたもので、オープン教育リソース(OER)、大規模公開オンライン講座(MOOC)について、それぞれの直面する課題(効果やサステナビリティなど)を整理し、また、それを踏まえた図書館の役割について検討するものとなっているようです。 Environmental Scan of OERs, MOOCs, and Libraries(ACRL Insider, 2014/3/4付け) http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/8377 本文(PDF, 47
今井福司さん(@librarius_i )からブラックサンダーを頂いたわ! 今井さんは学校図書館に携わる人々を支援するプロジェクトSLiiC(スリック)に関わっているんですって。 昨年行われたワークショップ「サマー・ワーク・キャンプ2014~まなぶ、まねぶSLiiiC」はクラウドファンディングによる資金調達に成功。支援者に贈られるEPUB形式の報告書作成にでんでんコンバーターを使ってくれたみたいなの。 ありがとう! 志の高いプロジェクトのお役に立ててとっても光栄よ。これからも頑張ってね! このカテゴリでは、あたしがほしい物リストから頂いたものをお礼の言葉といっしょに記録していこうと思うの。感謝の気持ちを忘れないためにね。 有楽製菓 ブラックサンダー1本×20個 出版社/メーカー: 有楽製菓メディア: 食品&飲料購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (12件) を見る
日本で最初のIngress(イングレス)ニュースサイト。初心者にもわかりやすい形で、世界中のIngressに関する真面目なニュースとヘンなニュースを集めています。 Ingressに熱中していると、自分の歩いたルートや突然のUターンが、見る人から見れば不審な動きにうつることもあります。そのため、職質を受けるエージェントもチラホラおり、もはや警察官にIngressを説明して勧誘するというリクルーターメダル授与必須なエージェントまで存在します。 そんな中、職質西東京周辺で深夜に活動する(深夜だとどうしても職質の機会は増えてしまうでしょう)レジスタンスエージェントが有志を募って地域の防犯ボランティアへの登録という発想の逆転を成し遂げました。 そもそも、いい大人が深夜にスマホ片手に市内グルグルグルグル巡回してるんだから 、 少しぐらい地域の安全に貢献してもバチ当たらないんじゃない? 我々はある
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く