国立情報学研究所(NII)は、我が国の学協会の発行する学術雑誌等の電子化・公開により、学術情報流通に貢献することを目的として、平成9(1997)年から国立情報学研究所電子図書館事業(NII-ELS)を開始しました。 その後、現在に至るまで18年にわたって事業を継続し、444の学会の1,419種類の雑誌、合わせて391万論文の電子化を行ってきました。電子化した論文は全て、本研究所が提供する学術コンテンツサービスであるCiNiiを通じて広く利用されています。 しかし一方で、海外では紙からの電子化の時代は早々に終わりを告げ、ボーンデジタルの電子ジャーナル出版が主流となっています。わが国でも、平成11(1999)年に科学技術振興機構(JST)がJ-STAGEの運用を開始し、日本の学術雑誌の電子ジャーナル出版プラットフォームとしての役割を担うこととなりました。 この度、学協会誌の電子化に対する国の支