全日本空輸の山元峯生社長は25日、産経新聞のインタビューに応じ、次期小型ジェット機として導入予定の三菱重工業製小型ジェット機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」について、初号機契約の獲得に意欲を示した。 初号機契約を結ぶ「ローンチ・カスタマー」は、メーカーの開発・製造の進捗(しんちょく)によって導入時期がずれるなどのリスクを負う半面、自社に適した設計や仕様を新型機に反映できる特典がある。MRJは日本初の小型ジェット機として技術実績がないため、リスクのある初号機契約に名乗りをあげる航空会社がどこになるかが注目されていた。 山元社長は「正式にMRJを購入するかはまだ決まっていない」と前置きしたうえで、「ボーイング787で当社は(ローンチ・カスタマーの)ノウハウがある。MRJがこちらの要請に耐えうる航空機になるなら、ローンチ・カスタマーを目指したい」と述べた。 一方、最近の円高ドル安基