中央アジアのパキスタン北部において、2010年7月29日から継続的に発生している集中豪雨により洪水などの被害が発生しています。洪水被害はパキスタン北部から南部に広がり、橋や道路が倒壊し陸路が遮断されているとの報道もあります。宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2010年8月6日に緊急観測を行った地域の継続調査として、2010年8月15日14時46分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*1により現地の観測を実施しました。 図1:今回観測した画像全体 観測日時: 2010年8月15日14時46分頃(日本時間) センサ: AVNIR-2(アブニール・ツー) ポインティング角度: 0° 黄色枠: 図2、図3の範囲 図1は今回観測した画像全体の様子を示したもので、アブニール・ツーのバンド3, 2, 1を合成したトゥルーカラー合成