採用試験で、こちらが求める資質を持つ人を選び出すのは、とても難しい。できれば「伸びしろ」がたっぷりある人を選びたい。逆の立場から言えば「選ばれる」のは至難の業だ。どこがどう見られるのか、見当がつかない。 いったい、「選ばれる人」は何が違うのか。その答えを持つひとりがJAXAの山口孝夫さんだろう。山口さんは、おそらく日本の選抜試験の中で最も厳しい、宇宙飛行士選抜試験の基準作りにかかわった人だ。2009年に963人の応募者の中からJAXA宇宙飛行士候補者3人が選ばれた際に、その選抜基準を作り、実際に審査を進めた事務局の中心人物のひとりである。 日本の宇宙飛行士の選抜基準は、世界でいちばん厳しいと言われる。NASAでは多いときで約100人の宇宙飛行士がいて、中には飛ばないまま終わる人もいた。だが人員と予算が限られた日本では、「飛ばない宇宙飛行士」を抱える余裕はない。確実に本番一発勝負で仕事を成功
欧州宇宙機関(ESA)は7月8日、暗黒宇宙の配置図を作成する「ユークリッド」計画で用いるユークリッド宇宙船の建造が開始されたと発表した。元請け業者はイタリアのタレス・アレニア・スペース社。 ユークリッド宇宙船は、宇宙を膨張させる力があるとされるダークエネルギー、目に見えない物質とされるダークマターの観測を目指す。宇宙全体の質量とエネルギーの95%がダークエネルギーとダークマターであると考えられているが、いずれも謎が多い。 ユークリッド宇宙船は2020年打ち上げ予定。なお、ユークリッドの実験装置を運搬するペイロード・モジュールの供給については、アストリアム・トゥールーズ工場が担当すると先月正式決定したばかり。 《日下部みずき》
3. 期間を選択してください。 注意: 期間が長いほど、表示に時間がかかります。 選択可能な期間は最大6か月までです。
Image credit: SpaceX スペースX社は7月5日、6月14日に実施した垂直離着陸ロケットの実験機グラスホッパーを325mまで上昇させた試験の模様を公開した。 スペースX社によれば、今回の飛行では初めてファルコン9-R用の飛行ソフトウェアが用いられたとしている。また今までの飛行試験では他のロケットに使われているものを使用していたが、より正確な飛行が可能になっているとしている。 グラスホッパーは将来のVTVLロケットの実現に向けて、ファルコン9を基に開発され、実験が続けられている機体だ。VTVLとはVertical Takeoff, Vertical Landingの略で、つまり垂直に離昇して、垂直に着陸できる、昔のSFに出てきたようなロケットのことで、これまでのロケットは使い捨てが普通だったが、同社では打ち上げコストを下げるため、飛行機のように同じ機体を繰り返し使用することを
NTTドコモがソニーと韓国サムスン電子の2端末に集中する「ツートップ戦略」を採用してから、もうすぐ2カ月。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」への対抗策だったが、顧客獲得には期待したほどの結果が出ていない。国内携帯電話メーカーの間にはドコモの非情の決断に嘆きの声が広がり、「ドコモ離れ」の動きも出てきた。サムスン優位は許せないドコモ本社と目と鼻の先の経済産業省。梅雨に入ったころからか、本館3階の商務情報政策局に、富士通やNEC、パナソニックなど国内メーカーの渉外担当幹部が顔色を変えて駆け込むようになった。「ソニーはともかく、サムスンを優位にするような戦略は許されるのでしょうか」「これ以上苦しくなったら、我々の立場がなくなってしまいます」多くは、国内の携帯電話ビジネスの頂点に立つドコモへの注文や批判。ソニーの「エクスペリアA」とサムスンの「ギャラクシーS4」の2端末だけ、値下げ原資の販
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く