欧州のロケット運用会社アリアンスペースは4月19日、ステファン・イズラエル会長兼CEOが来日したのに合わせ、都内で記者会見を開いた。 アリアンスペースでは毎年、この時期にCEOが来日し、同社の現状や将来の展望について語る機会を設けている。今年はとくに、同社の東京事務所が設立されてから30周年、またこれまでに日本で30件の商業打ち上げ契約を締結したという、30並びの偶然も相まって、同社にとっては意義深いものとなった。 会見では、同社のこれまでの歩み、とりわけ日本での実績の紹介にはじまり、開発中の新型ロケット「アリアン6」と「ヴェガC」の概要、さらにその将来を見越した新型ロケット・エンジンの開発についても触れられた。 記念撮影に応じる会見の登壇者。ステファン・イズラエル会長兼CEO(中央)、ジャック・ブルトン取締役営業担当上級副社長(左)、高松聖司・東京事務所代表(右)。指の数で、背景にある「