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ブックマーク / spc.jst.go.jp (35)

  • 中国の宇宙開発事情(その2)有人宇宙飛行 | SciencePortal China

    中国初の女性宇宙飛行士 神舟9号に搭乗した3名の宇宙飛行士は、景海鵬(Jing Haipeng、2回目)、劉旺(Liu Wang)及び劉洋(Liu Yang)である。実際に宇宙飛行を行った中国の宇宙飛行士は8名になった。このうち劉洋は中国初の女性宇宙飛行士である。 劉洋は2009年に人民解放軍の航空パイロットから宇宙飛行士候補に選抜され、2010年から宇宙飛行士の訓練を開始した[3]。神舟9号に1名の女性が搭乗することになり、7名の女性宇宙飛行士候補の中から2名の候補が選ばれた(1名はバックアップ)。 事前の情報では、初の女性宇宙飛行士は神舟10号に搭乗するとされていたが、これは宇宙飛行士の訓練に最低4年は必要で、神舟9号の計画された打上げ日に間に合わないと判断されていたためと考えられる。しかし、劉洋らの場合は選抜以前に2年以上の航空機パイロット経験があり、神舟9号の打上げが遅れている間に

  • 中国の宇宙開発事情(その1)宇宙輸送 | SciencePortal China

    辻野 照久(科学技術振興機構研究開発戦略センター 特任フェロー)  2012年11月21日 はじめに 中国の宇宙開発は、2003年に自力での有人宇宙飛行を成功させたことにより世界中から注目を浴びるようになった。最近の頻繁なロケット打上げやインターネットで中継される有人宇宙活動の様子などから、今や米国とロシアという二大宇宙大国に割って入る勢いであると感じられる。 科学技術振興機構(JST)において2009年にとりまとめた「中国の宇宙開発の現状」[1]は、同年9月末時点での中国の状況を紹介することを目的としていた。その後2012年10月までの3年間に、中国は実に50回にも及ぶ打上げを行っており、有人宇宙飛行・月探査・通信放送・地球観測・航行測位の各分野で宇宙探査・宇宙利用の技術水準を着々と高めている。 2012年の世界のロケット打上げ回数(10月末まで)は60回で、そのうちロシアは18回、中国

  • 衛星測位システム「北斗」、外国企業の開発・利用を奨励 | SciencePortal China

    トップ > 科学技術ニュース> 2014年03月17日-03月21日 > 衛星測位システム「北斗」、外国企業の開発・利用を奨励 2014年03月17日 中国国家測絵地理信息局(国家測量地理情報局)が11日に明らかにした情報によると、同局はこのほど衛星測位システム「北斗」の普及に関する若干の意見を発表した。同意見は、衛星測位システムをめぐる国際協力を展開し、海外企業による北斗システムの開発・利用を奨励するとした。新華社が伝えた。 同局は、同意見の中で以下のように指摘した。 中国は今後、北斗関連企業の発展を支援し、企業の海外進出を大々的に支援する。条件を備える企業・事業単位が域外で北斗システム研究開発センター、マーケティング・サービス網を構築し、国際市場の開拓に取り組むことを奨励する。国連との「中国およびその他の開発途上国の地理情報管理能力の開発」プロジェクトを利用し、衛星測位分野の国際協力を

  • 月面ローバー「玉兎号」、予想外の好コンディションを維持 | SciencePortal China

    トップ > 科学技術ニュース> 2014年03月17日-03月21日 > 月面ローバー「玉兎号」、予想外の好コンディションを維持 2014年03月17日 月面ローバー「玉兎号」は14日に自主的にスリープ状態を解除し、月の4日目の昼の作業期間に入った。月探査機「嫦娥3号」システム首席科学者の葉培建氏は、玉兎号のコンディションについて「予想を上回るほど良い。玉兎号がこれほど良いコンディションを保っているとは予想外だ」と評価した。新華網が伝えた。 葉氏は、「存在していた問題は現時点でも解消されていないが、その他の設備は正常で、月探査レーダーが作業を開始しており、360度パノラマカメラも正常に撮影を実施している」と述べた。 中国国防科技工業局からの情報によると、着陸機と月面ローバーに搭載されている設備はすでに再起動し、計画通りに月探査を実施している。 葉氏は、「規定の寿命は3カ月に設定されており、

  • 玉兎号、今後も作業を継続か | SciencePortal China

    2014年03月13日 全国政治協商会議委員、中国航天科工集団第三研究院院長の魏毅寅氏は12日、「玉兎号(月面ローバー)のコンディションは良好で、予想よりも長く稼働を続ける見通しだ」と語った。中国新聞社が伝えた。 玉兎号は中国初の月面ローバーで、設計上の使用寿命は3カ月だ。月探査機「嫦娥3号」の着陸機と玉兎号は2013年12月15日に分離され、玉兎号は順調に月面に到達した。同日夜11時45分には、着陸機の360度撮影に成功し、写真を地球に転送した。今年1月25日未明、月面ローバーが月の2日目のスリープ状態に入る前に、システムの制御に異常が発生した。玉兎号は2月10日の一度目のスリープ解除に失敗し、2月12日夜になり全面的にスリープを解除し、コンディションが好転に向かった。しかし問題が生じたシステムは、今後の回復を待つ必要がある。 魏氏は「玉兎号の設計上の使用寿命は間もなく尽きようとしている

  • 高解像度地球観測衛星、10数基の打ち上げを計画 | SciencePortal China

    2014年03月12日 国家重大科技特別プロジェクト・高解像度対地観測システム応用システムのチーフ エンジニア中国科学院リモートセンシング・デジタル地球研究所副所長の顧行発氏はこのほど、「中国は将来的に、静止軌道に高解像度地球観測衛星を打ち上げ、解像度を50メートルにすると同時に、地球の半分を観測範囲内に収め、30分毎に画像を取得できるようにする。同計画は国家高解像度対地観測システム重大特別プロジェクト(以下、同プロジェクト)の一部で、5年内に実現される見通しだ」と記者に明かした。科技日報が伝えた。 顧氏によると、同プロジェクトは「国家中長期科学・技術発展計画綱要(2006−2020)」の16の重大科学技術特別プロジェクトの一つで、10数基の高解像度地球観測衛星を打ち上げる計画だ。 同プロジェクトの一基目の衛星「高分1号」が、2013年4月26日に打ち上げられた。 顧氏は、「高分1号の解

    iwamototuka
    iwamototuka 2014/03/12
    「中国は将来的に、静止軌道に高解像度地球観測衛星を打ち上げ、解像度を50メートルにする」
  • 中国の貨物宇宙船、開発が順調に進む | SciencePortal China

    2014年03月12日 全国人民代表大会代表、中国航天科技集団第五研究院有人宇宙ステーションプロジェクト有人宇宙船システム総設計者の張柏楠氏は11日、「貨物宇宙船の開発は順調に進んでおり、宇宙ステーション実験機・天宮2号と共に打ち上げられる。主に推進剤、生活物資、科学実験設備などの輸送を担当し、宇宙飛行士が使用した廃棄物や宇宙ゴミなども持ち帰ることになる。貨物宇宙船はまだ試験段階で、有人宇宙船・神舟のように輸送任務に使用されるのは一連の試験完了後となる。打ち上げは将来的に常態化するだろう」と表明した。京華時報が伝えた。

  • 中国の次世代ロケットエンジン、技術応用段階に突入 | SciencePortal China

    トップ > 科学技術ニュース> 2014年03月10日-03月14日 > 中国の次世代ロケットエンジン、技術応用段階に突入 2014年03月12日 中国の次世代ロケットエンジンが現在、技術応用段階に入った。中国航天科技集団第六研究院院長の譚永華氏は11日、「今後はロケット全体の試験に合わせ、エンジンをロケットのその他の部分と組み合わることで、動力システムの試験などを進める。完成品は今年の年末もしくは来年の年初に交付される」と語った。科技日報が伝えた。 同エンジンは3種類あり、ロケットに取り付けることで使用が可能だ。同エンジンは中国の次世代ロケット「長征5号」、「長征6号」、「長征7号」に搭載される。中国の低地球周回軌道への打上げ能力が25トンに、静止軌道への打上げ能力が14トンに強化され、世界水準に達する。有人宇宙飛行、月探査などの国家重大特別プロジェクトの任務に、動力面のサポートを提供す

    iwamototuka
    iwamototuka 2014/03/12
    「完成品は今年の年末もしくは来年の年初に交付される」
  • 嫦娥5号の試験機が今年打ち上げへ、帰路を探る案内役に | SciencePortal China

    トップ > 科学技術ニュース> 2014年03月10日-03月14日 > 嫦娥5号の試験機が今年打ち上げへ、帰路を探る案内役に 2014年03月12日 月探査機「嫦娥2号」、「嫦娥3号」の顧問を務める葉培建氏は10日、「今年は嫦娥5号の試験機を打ち上げる。しかしこの試験機は月に着陸せず、月に到達後すぐに帰還し、嫦娥5号の帰還に用いるルートを探る」と表明した。科技日報が伝えた。 葉氏によると、嫦娥5号の試験機は「プラットフォーム」、帰還モジュールという二つのモジュールによって構成される。両モジュールは組立後、西昌衛星発射センターから打ち上げられ、月を巡り帰還する。地球からの距離が数千キロになった時に、プラットフォームが切り離され宇宙に残り、帰還モジュールが地球に帰還する。 葉氏は、「この任務は非常に重要だ。中国は2017年に嫦娥5号を打ち上げ、無人月探査プロジェクトの第3ステップ『帰還』を実

    iwamototuka
    iwamototuka 2014/03/12
    「嫦娥5号は10.9km/sの第二宇宙速度で月から帰還しなければならない。」
  • 中国宇宙事業、責任者が「三部作」計画を説明 | SciencePortal China

    2014年03月03日 全国政治協商会議委員、中国有人宇宙プロジェクト総設計者の周建平氏は3月2日、北京で新華社の独占インタビューに応じた際に、中国有人宇宙プロジェクトの未来の「三部作」について詳細に説明した。新華社が伝えた。 ◆天宮2号、2015年末に発射 中国は2015年末頃に宇宙ステーション実験機「天宮2号」を発射し、推進剤補給などの宇宙ステーションのコア技術のブレークスルーと把握を実現する。 周氏は、「天宮2号の任務中に、中国は有人宇宙船と補給機を発射する。有人宇宙船により宇宙飛行士を天宮2号に送り込み、より長期間の生活と作業を実現し、宇宙飛行士の軌道上での滞在能力をさらに検証する。補給機により推進剤を送り届け、一連の自動化システムにより天宮2号に推進剤を補給する」と説明した。 ◆天舟輸送機、2016年頃に発射 周氏は、「中国は2016年頃に衛星打ち上げロケットの長征7号と天舟輸送

  • 遠征1号、1段ステージが年内に初飛行 | SciencePortal China

    2014年03月04日 全国政治協商会議委員、宇宙科学技術集団中国キャリアロケット技術研究院党委員会書記の梁小虹氏によると、同研究院が開発した中国初の「宇宙送迎バス」の遠征1号の1段ステージが年内に初飛行を実現する見通しとなった。人民日報が伝えた。 梁氏は、「1段ステージは独立した宇宙船で、キャリアロケットにより準地球周回軌道もしくは地球周回軌道に入り、作業を予定している軌道もしくは位置に装置を送り込むことができる。中国が独自に開発した遠征シリーズの1段ステージは、すでに製品化と実用化を実現しており、異なる装置に対して多種多様の柔軟性の高い発射ソリューションプランを提供できる」と説明した。 遠征シリーズの1段ステージの発射により、ロケット発射のコストをさらに引き下げ、中国の商業的発射の競争力を高める。今後の月・火星探査などの深宇宙探査任務、軌道変更、宇宙ごみの処理などの軌道上の作業、新材料

  • 天宮1号のデータが開放、国民生活に貢献 | SciencePortal China

    2014年03月05日 中国有人宇宙プロジェクト事務所は昨日、宇宙ステーション実験機「天宮1号」のデータ利用促進に関する方針を発表した。天宮1号のデータが開放されるのは、これが初めてのことだ。興味のあるユーザーは、データ利用促進サービスプラットフォームにアクセスし、関連政策およびデータ取得の流れを理解することができる。北京日報が伝えた。 天宮1号は中国初のドッキング目標機として、2011年9月29日に発射されてから、ドッキング作業および一連の重大科学試験を実施した。現時点ですでに880日以上にわたり運行しており、正常な状態と安定運行を維持しており、利用および試験を継続することになる。 天宮1号のデータを国民経済の建設と科学研究に役立てるため、中国有人宇宙プロジェクト事務所は中国科学院宇宙応用工学・技術センターに同データの処理と配布を依頼した。国内の公益目的ユーザーに1・2級データが提供され

  • 中国の宇宙ステーション、宇宙実験の内容を豊富に | SciencePortal China

    2014年03月07日 中国の未来の宇宙ステーション内の実験室には、宇宙・物理・生物などのさまざまな内容が収められる。中国人科学者と外国人科学者が共に働き、さらにロボットが加わる可能性もある。新華網が伝えた。 全国人民代表大会代表、中国有人宇宙船チーフエンジニアの張柏楠氏は、中国が開発・設計中の宇宙ステーションについて説明した。 中国有人宇宙事業計画によると、中国は2020年頃までに宇宙ステーションを完成させることになる。その前に宇宙ステーション実験機「天宮2号」を発射し、宇宙ステーションの関連技術を検証する。 張氏は、「2020年の宇宙ステーションは、国家級の宇宙実験室になる」と語った。 張氏は、「宇宙ステーションは複数のモジュールを組み合わせた運行システムを建設し、実験用の多くの装置を搭載し、重量・機能・情報の力強いサポートを提供する。つまり未来の宇宙ステーションの計画はフレキシブルに

  • 中国初の4段階ロケット、今年第4四半期に初打ち上げ | SciencePortal China

    トップ > 科学技術ニュース> 2014年03月10日-03月14日 > 中国初の4段階ロケット、今年第4四半期に初打ち上げ 2014年03月10日 全国政治協商会議委員、キャリアロケット長征3号甲シリーズ総設計者の姜傑氏は、全国両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)の開催期間に記者の独占インタビューに応じ、中国が初めて独自開発した4段式ロケット「長征3号丙/遠征1号」が、2014年第4四半期に初打ち上げを実施すると表明した。中国新聞社が伝えた。 姜氏は、「これまでの長征3号丙ロケットと異なり、同ロケットは3段式から4段式に追加された。同ロケットはキャリアロケット技術の飛躍を実現した。これは中国の多くの3段式ロケットが今後4段式に変わることを意味する。4段式ロケットの主要任務は、軌道に直接送り込める衛星の搭載だ」と説明した。 姜氏は、「これまでの3段式ロケットは、衛星を遷移軌道に送り込

  • 地球観測衛星「高分1号」、マレーシア不明機の捜索に貢献 | SciencePortal China

    トップ > 科学技術ニュース> 2014年03月10日-03月14日 > 地球観測衛星「高分1号」、マレーシア不明機の捜索に貢献 2014年03月11日 国家重大科技特別プロジェクト高解像度対地観測システム応用システムのチーフエンジニア中国科学院リモートセンシング・デジタル地球研究所副所長の顧行発氏は10日、「すでに地球観測衛星・高分1号が撮影した関連海域の画像を入手し、分析を進めた。多くの船舶が見られたが、事故機は確認されなかった」と語った。科技日報が伝えた。 中国は「高分」、「海洋」、「風雲」、「遥感」の4シリーズの衛星(約10基)を動員し、マレーシア航空のMH370便の捜索活動に技術支援を提供している。 月探査機「嫦娥2号」、「嫦娥3号」の顧問である葉培建氏は、「事故現場の捜索で、衛星は力を発揮できるが、一部の条件を満たす必要がある。衛星にはさまざまな種類がある。ある衛星は電子信号