一般道で見かける自衛隊のクルマといえば、幌を張ったトラックやメガクルーザーのような隊員を乗せて移動する人員輸送タイプが多い。大阪オートメッセ2020の自衛隊ブースには、戦闘地で偵察や警戒任務に使用する「特殊車両87式偵察警戒車(RCV)」を展示。戦車のように長い機関砲や、ゴツイ6輪タイヤを装備するヘビーデューティな特装車を取材できたので紹介しよう。 【画像】写真で見る「特殊車両87式偵察警戒車」 一般人なら戦車かと思ってしまうほど大きな機関砲が付いた自衛隊車両は、“87式偵察警戒車“と呼ばれる偵察戦闘車。いわば、戦地での偵察や警戒を任務とする車両だ。略称は「RCV(Reconnaissance Combat Vehicle)」となり、陸上自衛隊の各師団や旅団の偵察隊などに配備されているそうだ。 今回の展示車両は千僧駐屯地(兵庫県伊丹市)の第3師団、第3偵察隊に配備されている1台。稀にイベン