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ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (6)

  • ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「千と千尋」はなぜ「湯女」なのか

    人は証拠や論理よりも、自分の信じたいことだけ信じる、という話の別例。 宮崎駿の『千と千尋の神隠し』に関しては柳下毅一郎の対談映画欠席裁判』その他で書いてきたとおり、娼館を舞台にした物語である。 しかし、そう指摘されると怒る人が多いんだ、これがまた。 主人公は「湯女」として働かされるのだが、国語辞典でも百科事典でも何でもいい。「湯女」という言葉を引いて欲しい。 たとえば『日大百科全書』にはこうある。 「温泉場や風呂屋にいて浴客の世話をした女性のこと。一部は私娼(ししよう)化して売春した」 『大辞林』にはこうある。 「江戸時代、市中の湯屋にいた遊女」、 『岩波古語辞典』だと「風呂屋に奉公し、客の身体を洗い、また色を売った女」。 「そういう見方もある」だの「そういう解釈もある」だのというレベルではなく、「湯女」とは「娼婦」を意味する名詞なのだ。 ただし、昔から風俗においては初潮前の少女は見

    ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「千と千尋」はなぜ「湯女」なのか
    iww
    iww 2014/12/02
    『実は風俗うんぬんはオイラたちが最初に指摘したわけではない。 最初に言ったのは、宮崎監督本人である。』
  • 町山智浩アメリカ日記---天安門広場での死者はなかった 2004‐03-13

    インチキというものは、放っておくと、トンデモないことになるという話。 天安門事件を覚えているだろうか。1989年、北京の天安門広場に集まった民主化を求める学生たちを人民解放軍が虐殺した、とされる事件だ。 「とされる」としたのはウソだからだ。当時、現場に最後まで残った朝日新聞の記者と、スペインの国営TV局の記者が後に「学生たちは安全に広場から退去し、一人の死傷者も出なかった」と証拠のビデオを提出し、世界のマスコミは天安門広場の虐殺は誤報だったと撤回修正した(死傷者が出たのは広場の外である)。 詳しい資料です。 http://sng.edhs.ynu.ac.jp/lab/murata/murata-tian'anmen2.html これも追加。この記事がとてもわかりやすいのでぜひ読んでください。 http://gregoryclark.net/jt/page42/page42.html ここが

    町山智浩アメリカ日記---天安門広場での死者はなかった 2004‐03-13
  • ホワイトハウス晩餐会でS・コルベアがブッシュをホメ殺し! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    4月29日、ホワイトハウスの記者クラブの晩餐会で、コメディアンのスティーヴン・コルベアが、ブッシュ大統領に面と向かってやらかしたホメ殺しスピーチのハイライトを日語訳で紹介します。 ビデオはここ。 http://video.google.com/videoplay?docid=-869183917758574879 サンキュー、レディス&ジェントルメン。 スピーチを始める前に業務連絡です。入り口に黒の防弾仕様のSUV14台をとめた人、車を動かしてください。別の防弾SUV14台が動けません。 わーお、なんという光栄でしょう。私の英雄、尊敬するブッシュ大統領と同じテーブルでこんなに近くに座れるなんて。まるで夢のようだ。 誰かつねってくれないか。わかる? 僕、ちょっと眠たそうでしょ。つねったくらいじゃダメだ。誰か僕の顔をちょっと散弾銃で撃ってくれないか! あれ? なんだ、今日は副大統領は来てない

    ホワイトハウス晩餐会でS・コルベアがブッシュをホメ殺し! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 世界の絶望ビリー、世界のホルモン、世界でモッシュ! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    マキシマム・ザ・ホルモンは串田アキラを超えた! メンザイノワールド! セイサイノワード! 世界のよいこが空耳でがんばって歌ってます From アニソン大国ブラジル From ペルー これもブラジル From フィリピン From オーストラリア From メキシコ。スペイン語では「ビリー・デスペラード」って呼ぶんだね。 From カリフォルニア From スイス From アメリカ南部ノースキャロライナの黒人女子高生 「恋のメガラバ」を家族(子どもたちと母ちゃん父ちゃん)で合唱するアルジェリア(?)系フランス人の一家(かわいい) ホルモンの歌詞空耳は全世界に数え切れないバージョンがあるんだよ。

    世界の絶望ビリー、世界のホルモン、世界でモッシュ! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 段ボールで『2001年宇宙の旅』をリメイクできるか? - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    正月明け早々に嵐の中をハリウッドに出張したよ。 ジャック・ブラック主演の新作映画『Be Kind Rewind(巻き戻して御返却ください)』の取材でね。 ニュージャージーのビンボーな町に古くて汚いレンタル・ビデオ屋があった。 置いてあるのはVHSビデオのみ。でも、DVDプレイヤーが買えないビンボー人や、新しいテクノロジーに追いつけないおじいちゃんやおばあちゃんからは重宝がられていた。 店員はモス・デフ。店の常連はガラクタ置き場のトレイラーに住むジャック・ブラック。 ジャック・ブラックはある日、高圧電線に触れて強烈な磁気を帯びてしまい、店のテープを全部消去してしまう。 そこに常連の可愛いおばあちゃん(ミア・ファロー)がやって来た。 「『ゴーストバスターズ』って映画あります?」 「ちょ、ちょっと待ってください!」 さあ、困ったモス・デフはとんでもないアイデアを思いついた。 ええーい! 自分で『

    段ボールで『2001年宇宙の旅』をリメイクできるか? - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
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    iww 2008/01/07
  • スヌーピーとチャーリー・ブラウンは実録だった? - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    毎週火曜日午後2時からのTBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」 http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/ 今日はスヌーピーとチャーリー・ブラウンの生みの親チャールズ・シュルツの伝記『シュルツとピーナッツ』について話します。 今、アメリカでベストセラーになっているこのでは、50年間にわたって連載された新聞4コマ漫画「ピーナッツ」のエピソードの多くが、作者チャールズ・シュルツの個人的体験に基づいていたことを、遺族や友人、元恋人などへの膨大なインタビューから解き明かしていきます。 そのを基にしたドキュメンタリー「君はいい人、チャールズ・シュルツ」より。

    スヌーピーとチャーリー・ブラウンは実録だった? - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
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    iww 2007/11/20
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