3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)で描かれた空間の中で「バーチャロイド」と呼称される戦闘用の巨大ロボットを操縦し、敵プレイヤーと対戦するTPS形式の対戦アクションゲーム。本作のプロデューサーであるセガ社員・亙重郎の構想の下、メカニックデザイン(バーチャロイド)にカトキハジメを起用し、このイメージを基本として小説や設定資料集、ドラマCDなどの形で作品世界の構築が行われた。 本作がリリースされた当時、プレイヤー対プレイヤーの対戦アクションゲームは『ストリートファイターII』シリーズを筆頭とした人間(型キャラクター)同士の対戦型格闘ゲームが主流で、前進・後退・ジャンプのみという狭い自由度でしか移動できないものであった。 『バーチャロン』は3D格闘ゲームと後述するような本作以前に存在した数種のロボットゲーム(のルール・システム)をミックスして「良いとこ取り」をした点が最大の特徴と言える。