続いて缶の開口部にトレーシングペーパーをはればよいのですが、ちょっと待ってください。 その前にやることがあります。 実は、缶がこのままだと、穴から入った光が缶の内面で反射してしまい、うまく像を結ばないのです。そのため、缶の内側を黒くする必要があります。黒くするには艶消しの黒色ラッカーがよいですが、黒い模造紙などをはり付けるのでも大丈夫です。ただその場合、せっかく開けた穴がふさがってしまうことがありますので、気をつけてはり込んでください。 あと一歩で完成です! 次に、缶の開口部にトレーシングペーパーをピンと張ります(トレーシングペーパーがスクリーンになり、そこに像が映ります)。ただし、晴れた日でも映る像は暗いため、もう一工夫必要になります。写真のようにスクリーンの周りを黒い紙で巻き、他からくる光をシャットアウトするのです。 さあ、これで完成です。ぜひ晴れた日に実験してください。