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2010年2月10日のブックマーク (4件)

  • 第1回---通信業界の大変革が始まる

    今,日の通信業界は,20年に一度の大変革に直面している。NTTが構築を進める次世代ネットワーク「NGN(next generation network)*1」が,具体的な姿を見せ始めたからだ。 「技術の確認をしつつ,サービスのニーズを探るため」(NTTの橋信 常務取締役 第二部門長 次世代ネットワーク推進室長),NTTは12月からNGNのフィールド・トライアル*2を実施する。7月にその接続インタフェースを公開し,情報家電メーカーやコンテンツ・プロバイダ,他の通信事業者など幅広い事業者にトライアルへの参加を呼びかけた。このようなトライアルは,1980年代半ばに実施したINS構想*3の三鷹・武蔵野実験以来,実に約20年振りだ。 トライアルとは言え,2007年度後半には商用サービスで使うNGNが稼働する予定であり,機能的には限りなく番に近い。「商用化が前提であり,うまくいかなかったら(月2

    第1回---通信業界の大変革が始まる
  • [ISP接続]パック料金やメニュー追加で複雑化するフレッツ

    フレッツ契約者の大多数が利用しているインターネット接続事業者(ISP)への中継機能(ISP接続機能)は,メニューの多さがISP各社にとっての悩みの種だ。あるISPの幹部は,「東日と西日で料金が違うし,NGNと旧世代網で名前の違う同じような内容のサービスがある。フレッツ光のマンション向けに至っては,構内配線の種類と戸数規模のかけ算で6~7種もの異なる料金がある。案内パンフレットは分厚くなり,作成コストもかさむ。何よりユーザーに分かりやすい案内ができない」と漏らす。 ただ,NTT東西も手をこまねいていたわけではない。「利用開始にかかる手間を減らす仕組みや技術を磨いてきた」(NTT東日の井上福造取締役 コンシューマ事業推進部ブロードバンドサービス部長)。申し込み時点で回線工事日を決定できるバックオフィス機能の強化や,訪問サポートなどである。アクセス回線とISPの契約をセットにしたワンスト

    [ISP接続]パック料金やメニュー追加で複雑化するフレッツ
  • [3]KDDIは社会貢献活動を通して成長を加速させる戦略

    KDDIも新興国への出資を加速していく意向だ。その第1弾として2009年11月,バングラデシュのブラックネットに出資した(表1,図1)。同社は,固定WiMAXによるインターネット接続を提供している。KDDIの戦略で特徴的なのは,短期の投資回収ではなく,社会貢献活動を実施し,人々の生活水準向上を狙う点。「新興国ではまず生活水準を上げていかないとビジネスが拡大しない」(KDDIグローバルICT部の松田康典グローバルビジネス開発部長)からだ。

    [3]KDDIは社会貢献活動を通して成長を加速させる戦略
  • [前編]海外進出は成長するアジアを重視,LTEもNGNも同じ戦略で展開

    [前編]海外進出は成長するアジアを重視,LTEもNGNも同じ戦略で展開 NTT 代表取締役社長 三浦 惺 氏 サービス創造とグローバル展開に向けて大きく舵を切ったNTTグループ。世界の最先端にあるブロードバンド・ネットワークを背景に新しい成長戦略を描いている。クラウド・コンピューティングの拡大や携帯電話端末のオープン化など,世界的な変化の中,NTTはどこへ向かうのか。総務省で始まったICTタスクフォースの議論とのかかわりを含め,2010年のNTTの方針を三浦社長に聞いた。 グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース(ICTタスクフォース)の公開ヒアリングでは,サービスと組織の関係について発言したと聞くが。 ヒアリングでは,組織ではなくサービスの在り方を議論したいと主張した。 我々はユーザーから,料金請求などをワンストップでしてほしいと要求を受けている。コンテンツ・プロバイダから

    [前編]海外進出は成長するアジアを重視,LTEもNGNも同じ戦略で展開