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文化人類学と心理に関するja_bra_af_cuのブックマーク (9)

  • 書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    人間性の進化的起源 作者:ケヴィン・レイランド,豊川航勁草書房Amazon 書はヒトの知性や認知能力や心のあり方の進化的な起源を「文化進化」を深く考察することにより探索するだ.そしてその中では累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプトになる.著者はケヴィン・レイランド.原題は「Darwin’s Unfinished Symphony: How Culture Made the Human Mind」 書全体は第1部「文化の基礎」で模倣や文化にかかる行動や能力がどのように進化しうるのかをまず整理し,第2部「人間らしさの進化」でヒトを特別にしているものは何か,それはどうして(ヒトだけに)進化したのかを扱うという構成になっている. 第1部 文化の基礎 第1章 ダーウィンの未完成交響曲 冒頭で,ダーウィンは土手を覆い尽くす生物たちの多様性を

    書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 異文化狂気『精神医学と文化人類学』

    精神科医は臨床に打ちこめば打ちこむほど、経験を積めば積むほど、「奇妙」な人になる。文化人類学者は、現地調査に打ちこめば打ちこむほど、経験を積めば積むほど、「泥くさい」人になる。 精神医学も文化人類学も共に、19世紀に西欧の諸社会が「狂人」や「蛮人」と新しい付き合い方をしなくてはならなくなった時に、そうした事態へのアカデミックな反応として誕生したのだった。 ケー・ミン・リン ”koroにかかっている患者は、男根がだんだん収縮していくという非常に強い恐怖と、ほとんど妄想的レベルといえるほどの確信を持っており男根が完全にお腹の中まで収縮すると死んでしまうと考えている。” ケー・ミン・リン ”Amokはマレイ人の間で最もよくみられ、来は若い男性の病気である。患者は発作に先立って荒野に引き込もり、その後突然、社会にもどり、無差別に出会ったすべての生物を殺すのである。” 強い逆境感に見舞われた時に、

    異文化狂気『精神医学と文化人類学』
  • Stanford researcher: Hallucinatory 'voices' shaped by local culture

    Tanya Luhrmann, professor of anthropology, studies how culture affects the experiences of people who experience auditory hallucinations, specifically in India, Ghana and the United States. (Image credit: Steve Fyffe) People suffering from schizophrenia may hear “voices” – auditory hallucinations – differently depending on their cultural context, according to new Stanford research. In the United St

    Stanford researcher: Hallucinatory 'voices' shaped by local culture
  • 「男の強さ」幅利かす社会、紛争が起きがち 戦士に特権:朝日新聞デジタル

    「男の強さ」を重視する社会では戦士が特権を与えられやすく、結果として紛争の頻度が増す――。アフリカの先住民のような近代文明を採り入れていない社会について、福岡大の縄田健悟講師(社会心理学)がデータベースを分析し、そんな結論を得た。 データベースは、アフリカのマサイ族や南米のヤノマミ族など、近代文明を採り入れていない世界の186の社会を調べたもの。人類学者が1960年代以降、それぞれの社会に住む人の暮らしぶりや文化の特徴を記録してきた。 縄田さんは、攻撃的で強い男性ほど尊敬され、復讐(ふくしゅう)がよいこととされる「名誉の文化」と、敵を倒した男性に与えられる名誉や報酬などの「戦士の特権」、別の集団との間で発生した紛争の頻度を得点化し、関係を調べた。 その結果、戦士の特権が大きいほど紛争の頻度が高かった。また、名誉の文化が重んじられるほど戦士の特権が大きい傾向があった。これまでの研究では、名誉

    「男の強さ」幅利かす社会、紛争が起きがち 戦士に特権:朝日新聞デジタル
  • 「イヤイヤ期」より「ブラブラ期」…学者の言い換え提案に保育現場から反響(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

    何をするのにも嫌がる2歳前後の時期を指す「イヤイヤ期」。朝日新聞は新しい呼び方を募集しました。北海道大の川田学准教授が提案するのは、「ブラブラ期」。世界の実情にも目を向け、語ってもらいました。 【写真】川田学・北海道大准教授(発達心理学) 5年前、保育専門誌にイヤイヤ期をブラブラ期と言い換えては、と提唱する文章を書いたところ、現場の保育士などから「ブラブラ期をテーマに講演してください」という依頼が相次ぎました。いまも全国の保育士団体から依頼が絶えず、大きな反響に私自身が驚いています。 心理学でも保育現場でも、2歳前後については「第一次反抗期」という呼び方が有力で、90年代ごろからは、育児雑誌でイヤイヤ期という言葉を目にするようにもなりました。ただ、乳幼児期の発達を専門に研究しながら、このマイナスな呼び方が2歳児の見方を狭め、影の側面にばかり目を向かせているのでは、という違和感がわいてきまし

    「イヤイヤ期」より「ブラブラ期」…学者の言い換え提案に保育現場から反響(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
  • なぜロシアの人々は笑わないのか?

    by Melan Cholia 日では笑顔を向けることが親しみや温かさの表れとして捉えられますが、国や文化が違うと、知らない人に笑顔を向けたり、写真撮影の時に笑顔を作ることが奇妙なこととして捉えられます。アメリカで育ったロシア人が、「なぜ頻繁に笑顔を作る文化とそうでない文化があるのか?」と疑問に持った結果、ある研究を1つの根拠として挙げています。 Be Careful Where You Smile: Culture Shapes Judgments of Intelligence and Honesty of Smiling Individuals | SpringerLink https://link.springer.com/article/10.1007/s10919-015-0226-4/fulltext.html Why Do Russians Never Smile? -

    なぜロシアの人々は笑わないのか?
  • 日本の人と北米の人ではものの探し方が違う

    上田祥行 こころの未来研究センター特定助教、齋木潤 人間・環境学研究科教授、北山忍 ミシガン大学教授、Ronald Rensink ブリティッシュコロンビア大学教授らの国際共同研究チームは、視覚情報処理のみに焦点を当てたシンプルな課題を用いて、文化が視覚情報処理に与える影響を分析しました。北米と日で実験を行った結果、傾きに対する剌激を扱った課題では差がみられるなど、思考や推論といった高次の認知だけでなく、基礎的な視覚処理もその人が属する文化による影響を受けていることが示されました。 研究成果は、2017年3月25日午後1時1分に米国の学術誌「Cognitive Science」に掲載されました。 研究では、一見文化とは無関係に思われる「線分の長さ」のような、極めて単純な刺激についても視覚認知処理の文化差が存在することを見出しました。 この違いは、非常に基的な視覚認知の様式に文化が影

    日本の人と北米の人ではものの探し方が違う
  • 色彩が解く言語の謎-ブレント・バーリン、ポール・ケイ、日髙杏子訳『基本の色彩語』三木学 - shadowtimesβ

    の色彩語: 普遍性と進化について (叢書・ウニベルシタス) 作者: ブレントバーリン,ポールケイ,Overton Brent Berlin,Paul Kay,日高杏子 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2016/05/25 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る 色彩学の世界で、長く引用され続けてきた、バーリンとケイの『基の色彩語-普遍性と進化について』がついに翻訳された。訳者は、色彩学者で、今日まで使用されている、マンセル表色系を開発した、アルバート・H・マンセルの『色彩の表記』を翻訳した日髙杏子さんで、内容の信頼性も高い。 20世紀の言語学、人類学に関する名著は多数あると思うが、今日においてまで研究の対象になり続けている実証的な著作はそれほど多くはないだろう。そして、今日ではそれが人間の知覚と脳とどのような因果関係があるのかを実証する新たなステージ

    色彩が解く言語の謎-ブレント・バーリン、ポール・ケイ、日髙杏子訳『基本の色彩語』三木学 - shadowtimesβ
  • 「ありもしないものを見る」のが人間@京大霊長類研シンポレポ(後) - 地下生活者の手遊び

    では前回のつづき。チンプの知的能力について。 チンプの記憶力 タッチパネルを使ったチンプの記憶力テスト。画面のランダムな位置に、1〜8までのアラビア数字が映し出される。すると、チンプは1から順番に手つきよく画面をタッチして消していく。つまり、チンプはアラビア数字が順番を表すことを理解していることがわかる。 次に やはり画面のランダムな場所に1〜8のアラビア数字が映し出されるのだが、1をタッチすると同時に2〜8の数字のうえに■が重ねられて隠される。しかし、チンプはものともせずに2〜8の数字を間違えずに順番でおしていく。このテストを何回か行ったのを映像で見たが、数字が映し出されるとほぼノータイム(1秒以内)に1を押し、その後もノータイムでさくさくと間違いなく数字を押していく。 これ、僕にはとてもできない。 さらに やはり画面のランダムな場所に1〜8のアラビア数字が映し出されるのだが、今度は一瞬

    「ありもしないものを見る」のが人間@京大霊長類研シンポレポ(後) - 地下生活者の手遊び
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/07/24
    “「PならばQ」から「QならばP」を導く〔……〕【刺激等価性】のうち「対称性」が成立しているという。”“刺激等価性の不成立の話を聞きつつ「おお、これはまったくもって呪術ではにゃーか!」などと興奮”
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