2013年のヒット曲にみる「これが日本の音楽業界の現状です」(コスプレで女やってますけど) すっごいぜ! 私はアイドルファンですが、アイドルファンだからこそ、音楽作品の売上アップは自分にとって真剣な死活問題だと捉えております。 (売れなくなったらアイドルなんていつ解散引退にもってかれるかわからないから) 私が今年一番ズカーンと衝撃を受けたのは、ナタリー編集長・唐木元さんの、この言葉でした。 みんな中学校の教室を思い浮かべてほしいんだけど、たしかに光GENJIやおニャン子の話はみんなしてたよ、芸能だから。 でもギター持ってきて練習してたのはたぶん1人か2人でしょ。 休み時間にマンガ読んでる子だって教室に1人か2人。 昼休みに小説読んで過ごしてた子も1人か2人だよ。 そういう教室に1人か2人しかいないジャンルっていうのはニッチだし、僕らはその子に語りかけるメディアだから。 ゆえにニッチなジャン
山川賢一は新進気鋭の文芸批評家として、これまでに三つの単著『成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論』(2011)『Mの迷宮 『輪るピングドラム』論』(2012)『エ/ヱヴァ考』(2012)を上梓してきた。全て近年話題になったオリジナルアニメーション作品を題材にしたものであり、さらに、いずれも共通の主題を扱った論考になっていると言ってよい。それは最新作『エ/ヱヴァ考』の語彙を借りれば、私たちの正義を堕落させる「偽りのリアリティ」をめぐる問題であり、そこで経験される「ホメオスタシスとトランジスタシス」の葛藤である。 簡単に説明しておけば、偽りのリアリティとは文字どおり虚偽の現実性によって私たちを閉じ込める檻であり、ホメオスタシスとトランジスタシスとはそこで経験される維持と変化の葛藤である。たとえば偽りのリアリティは、処女作である『成熟という檻』ではタイトルどおり「成熟という檻」と名指され、
9月に放送が終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のオリジナルサウンドトラック第3弾「あまちゃんアンコール~連続テレビ小説『あまちゃん』オリジナル・サウンドトラック 3~」がリリースされた。これを記念してナタリーでは「あまちゃん」の劇伴を担当した大友良英にインタビューを行った。 サントラや劇中歌「潮騒のメモリー」といった関連楽曲が数多く音源化されるなど、音楽的にも2013年のトピックとなった「あまちゃん」。この劇伴を担当した大友は、“「あまちゃん」音楽の作曲家”として新聞やテレビなど各方面で大きく取り上げられ、その存在が幅広く知られることになった。 これまでフリージャズやノイズミュージックを得意とするアーティストとして、そして音響機器を用いた展示作品の創作家として独自の活動を続けてきた大友は、“狂騒”といっても過言ではないこの1年をどう捉えているのだろう。 取材・文 / 加藤一陽 撮影
8月15日、ボカロP・じん(自然の敵P)の1stシングル「チルドレンレコード」がリリースされる。彼が2011年2月にニコニコ動画で発表したオリジナル曲「人造エネミー」は、瞬く間にニコニコ動画のボーカロイドランキングの上位をマーク。以来、高速ドラムンベースや硬質なギターロックサウンドに、ボーカロイドならではの高速・広レンジのボーカルが乗る楽曲を立て続けに発表し、いずれも絶大な人気を誇っている。 しかも、それらの楽曲群はいずれも世界観をひとつにする連作となっており、この5月にはそれらの楽曲を収録したアルバム「メカクシティデイズ」と、その世界観をモチーフに自ら執筆した小説「カゲロウデイズ -in a daze-」を発表。さらに「月刊コミックジーン」において、佐藤まひろによる「カゲロウデイズ -in a daze-」のコミカライズ作品「カゲロウデイズ」の連載も開始している。 今回ナタリーでは、ニコ
チューンコアジャパンは12月25日、楽曲配信代行サービス「TUNECORE JAPAN」で、オリジナルのVOCALOID楽曲をiTunesなどの各ストアで簡単に販売できるサービスを開始しました。VOCALOIDメーカー各社と包括契約を結んだことで、ボカロ楽曲を商用利用する際に必要な利用許諾申請の手間をなくし、最短2日でストアへの配信が可能になります。 同サービスは今回、インターネット、エグジットチューンズ、AHS、サーファーズパラダイス、HEARTFAST、1st PLACEの6社と提携。これにより、GUMI、がくぽっいど、Lily、CUL、MAYU、IA、蒼姫ラピス、結月ゆかり、猫村いろは、氷山キヨテル、歌愛ユキ、SF-A2 開発コード miki――合計12体のボカロ楽曲の配信が可能になりました。また、ジャケット画像にキャラクターの二次創作物を利用することもできます。 売り上げの約40%
ざっと2013年を振り返ると、ダンス・ミュージック・シーンはやはりEDMの一言に尽きる。街中で耳に入る音楽もEDMが溢れていて、例えそれが初めて聴いた曲でもとりあえず「これもまたEDMだな」とひとりごちれば、そこそこ様になる。横に彼女でもいればなおよし。「EDMってのはさぁ、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの略称で云々」と語れば、彼女もキミに惚れ直すことは間違いないのかもしれない。 と、多少極端ではあるが、ここで言いたかったのは、それくらいEDMは本来のハウスやテクノ、トランスといったジャンルを飛び越えてヒップホップもR&Bもポップも一緒くたになって、猛威を振るったということだ。思い返せば、2013年初頭に音楽ランキングの権威である米ビルボードが「Dance/Electronic Songs」というチャートを新設。これがいわば“EDMチャート”と呼ばれるもので、ビルボードもこのムーヴ
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