伊藤公雄先生と牟田和恵先生の編集の『ジェンダーで学ぶ社会学』が2015年に改定新板になってたのきづかなかったので読んでみました。この本の初版は1998年で、ジェンダー社会学とかの超基本書、ロングセラー、ジェンダー論ベストセラーですわね。 実はずっとフェミニストやジェンダー論論者によるアカデミックな恋愛論みたいなの探していたので [1]どういうわけかフェミニスト/ジェンダー論者は恋愛を語らない傾向があると思う。、牟田和恵先生の「愛する」は非常に貴重だと思います。えらい。それにしてもこれはものすごく問題が多い。 第1節の見出しは「リスク化する恋愛」で、ストーカーやらリベンジポルノやら、「非モテ」を苦にして(?)の大量無差別殺人事件とかあげて、恋愛はリスク化しているっていうわけです。 恋愛は人にとって、とくに若者にとっては、幸福感を与えてくれるもの、刺激的で楽しいものであるはずなのに、命の危険さ