国別男女格差ランキングなどが出ると、決まって日本は先進国の中でも最低クラスの順位を叩き出しています。実力主義であるはずの研究界も例にもれず、研究者の数は不自然なほどの男女差があるのです。前編では男女の格差がどの段階から生まれているのか、近年の傾向はどうなのかを見ていきたいと思います。後編では格差是正に何が必要なのか、女性限定公募は解決策となりうるのかを取り上げたいと思います。 前置き 研究、教育界にはどれくらいの男女差があるか 女性研究者の割合はかなり少ない 高校までは差がなく、大学院進学の時点が最も差が大きい 女性割合の差は大学院進学で現れるが、学部選択の差も問題 中学生の時点で意識に大きな差がある 研究職についてからの昇進にも差がある 男女格差の近年の傾向はどうか 女性研究職の数は年々増加傾向にある 理系学部の学生割合の増加は停滞している まとめ、そして後編へ 参考文献 ちなみにですが