人生で一番高い買物といえば不動産だ。当然、住み替えを考えているのならば、なるべく高額でマンション売却を成功させたいもの。しかし売り方によって、数百万の差が出ることがザラにあるのが、不動産の怖いところだ。では逆に、どうすればマンションをうまく売り抜けられるのか。不動産テックHousmartの針山昌幸氏が解説する。 買い手を見つけてくるのは誰なのか 現在の市況は、中古マンションを売却するには絶好のタイミングと言えます。 というのも、新型コロナの影響で、在宅時間が増えたり、生活様式が変わったことにより、住宅購入ニーズは増えているものの、売り出し物件が少ない状況がずっと続いているからです。事実、東日本不動産流通機構が発表するデータでは、2020年5月から首都圏における中古マンションの在庫数は下がり続け、販売価格は上がり続けています。 しかしそんな中でも、マンション売却に失敗してしまうケースが散見さ
マンションの資産価値が一目でわかるアプリ「カウル」を運営する株式会社Housmartは、2019年に台風被害を受けた武蔵小杉エリアの中古マンションの売り出し価格や売り出し件数にどのような変化があったのか調査した。 豪雨や台風被害を受け、近年、不動産取引時にハザードマップを活用し、水害リスクについてお客様に説明することが義務付けられている。今後もさらに不動産購入において、災害リスクは重視されると予想される。 ■災害被害による物件価格の下落は一時的 2019年10月、台風19号により神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉エリアは多摩川が氾濫し、大きな被害を被った。一部のタワーマンションでは、地下の電気設備が浸水し停電となり、トイレやエレベーターが数日間停止するなどの事象が起こった。 これにより、一時は「物件価格が下がるのではないか」「売れなくなるのではないか」などの憶測を呼んだ。しかし、現在は中古マン
脱サラで年収2000万円フリーランスになった男性、「家を買えなくなった」悲劇 かつてない「独立ブーム」ではあるが… 現代はかつてないフリーランスブームと言える。電車の中でも、インターネットの中でも「フリーランスになりませんか?」という広告を日々見かける。以前は一部の限られた人のみが行っていたフリーランスという働き方だが、今では一般的なキャリア形成の選択肢のひとつになった。 しかし、住宅購入においては「フリーランスになる前に知っておくべきだった」と後悔する人も多い「罠」が存在する。実例をベースに、不動産テックHousmartの針山昌幸氏が解説する。 1億円以上の物件も買えそうだけど 私が住宅購入の相談を受けたAさんは、経営コンサルタントとして数年前に独立。フリーランスとして複数の会社にコンサルティングを行っていました。 最初は独立に不安があったもの、数年経って収入も安定してきました。そこで、
都市部の不動産価格の値上がりが激しい昨今、郊外にある物件を検討する人は多いだろう。駅遠などの悪条件を我慢すれば、相場よりも格安の物件が手に入る。一見、賢い買い物に見えるが、まさかの「落とし穴」が潜んでいる場合もある。不動産テックHousmartの針山昌幸氏が解説する。 「数年以内に新駅ができる」と… 不動産価格の上昇が連日ニュースで報道されています。価格帯の高い都心部に比べ、郊外の物件は価格帯も手の届きやすいものが多いのも事実。しかし、迂闊に手を出してしまうと、とんでもないことになる可能性があるのです。 先日、不動産の売却相談を受けました。売却の検討をしているのは、埼玉県の、とある駅から徒歩35分ほどの位置にある築30年超の戸建です。 相談者の方は、バブル真っ只中である1990年に、新築でその戸建てを買いました。大手不動産ディベロッパーが開発した戸建で、周辺には当時、数十の新築戸建が開発さ
日本有数の観光地であると共に、豊かな自然に囲まれ成熟した文化の薫り漂う憧れの高級住宅街、そんな「顔」を持つ鎌倉。そこには首都圏における高級住宅街とは一線を画した、鎌倉特有のステイタスがある。 横須賀線で東京から約1時間という何とも絶妙な距離で、通勤にはギリギリセーフといったところ。ここまで都心から離れると地価はそれなりに安くなるのが普通だが、鎌倉だけは例外だ。一般的な「郊外の常識」は当てはまらないのはなぜなのか、不動産テックHousmartの針山昌幸氏が解説する。 東京へのアクセスはJR横須賀線のみ 東京から鎌倉へのアクセス手段はJR横須賀線で約1時間の距離。しかし他の鉄道路線は何もありません。あるのは、鎌倉と藤沢を結ぶ「江ノ電」だけ。 もし横須賀線が不通になったら、バスで大船まで行ってJR東海道線を使うか、江ノ電で藤沢まで迂回してJR東海道線、もしくは小田急線を利用するしかありません。い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く