優勝盾を掲げ優勝を喜ぶVVの本田。今季途中からはキャプテンとしてチームをけん引した【Photo:PICS UNITED/アフロ】 4月24日、VVVはハーレム相手に1−0とリードし、ロスタイムの3分を使い切ろうとしていた。フォルトゥナ・シタルトが2位RKC相手に番狂わせを起こし、2−1で勝利。このままならVVVのオランダ2部リーグ2度目の優勝が決まる。試合中にもかかわらず、観客席では花火が飛び始め、危ないことこの上ない。 本田圭佑がタッチラインを割ったボールを拾った。するとレフェリーが近寄り、もうボールを投げるなと指示した。その瞬間、タイムアップ――VVVが緊張感あふれる重苦しい試合を制し、チャンピオンに輝いた。 優勝盾が本田に手渡され、選手がウイニングランを始めると観客が一斉にピッチに乱入し、カオス(大混乱)となった。気がつくと上半身裸の本田が肩車され、両手をぶるんぶるん回しながらフ