テベスに競り負け、独走を許してしまった長友。しかし一度やられても、試合中に修正をして二度はやらせない修正力こそが長友の武器だ。 地球の反対側で、長友佑都は進化する。 日本での代表2連戦に出場した後、ミラノへ戻った長友は、9月14日、セリエA王者ユベントスとの大一番“イタリア・ダービー”に臨んだ。 今季、新監督マッツァーリを迎えたインテルは、フォーメーションを3-5-1-1へと一新。3バックとサイド攻撃を信条とする指揮官によって、サイドバックから“メッツァーラ(=ウイングハーフ)”へと本格的にコンバートされた長友は、開幕から2戦連続ゴールを決めるなど、好発進したチームの原動力となっていた。 ただし、9位に終わったトラウマは根深く、ジェノアとカターニャ相手に連勝したところで、インテルが完全に自信を回復するには至らなかった。 自分たちが進んでいる道は正しいのか。トップとの実力差は本当に縮まったの