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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (51)

  • H-Yamaguchi.net: 「ぞっとした」にぞっとした話

    最初に目にしたときから、何か違和感があった。 福島第一原発の事故に関する民間事故調(正式には「東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会」というらしい)の報告書が公表されたとするニュースについての話だ。たとえばこれ。 「菅首相が介入、原発事故の混乱拡大…民間事故調」(読売新聞2012年2月28日) 東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会(民間事故調、委員長=北沢宏一・前科学技術振興機構理事長)は27日、菅前首相ら政府首脳による現場への介入が、無用の混乱と危険の拡大を招いた可能性があるとする報告書を公表した。 報告書によると、同原発が津波で電源を喪失したとの連絡を受けた官邸は昨年3月11日夜、まず電源車四十数台を手配したが、菅前首相は到着状況などを自ら管理し、秘書官が「警察にやらせますから」と述べても、取り合わなかった。 バッテリーが必要と判明した際も、自ら携帯電話で担当者に連絡

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    jazzanova 2012/03/05
  • もうそろそろ「ネット文化」みたいな区分けはやめてもいいんじゃないか - H-Yamaguchi.net

    この記事の後半にこんなくだりがある。 ネットを駆使し、若者票の取り込みをねらう議員ら。しかし、ネットの気分はそう簡単に動かせないようだ。ネット文化に詳しい武蔵大学社会学部助教、稲増一憲(29)は言う。 「ネットの双方向性を生かし、候補と有権者が政策論議を交わすなどの使い方が理想だが、残念ながら、現在はそこまでネット文化は熟成していない」 普天間問題でもネットでは政策論議より、鳩山の「ルーピー」ぶりに関心が集まった。ほかにも感情論やからかい半分の書き込みが横行し、思わぬ結論に至る例は少なくない。 国家戦略担当相の荒井聡(64)は政治団体でキャミソールの領収書が見つかり、ネット上で「キャミソール荒井」と呼ばれるように。社民党党首の福島瑞穂(54)は民主、国民新との連立時、合意文書の署名が丸文字だったため「みずほたん、かわいすぎ」とネットで騒がれた。 来の政治とはかけ離れたからかいや嘲(ちよう

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    jazzanova 2010/06/23
  • ルールは必要以上に厳しくかつこっそり破れる程度にゆるく、という話 - H-Yamaguchi.net

    この件、2009年2月2日にFNN系のニュースで流れたらしい。元記事はもう消えてるので引用しとく。 女子高校生のスカートの長さをめぐって、新潟県では2日から、格的な指導が始まった。 「日一短い」ともいわれる、新潟の女子高校生のスカートの丈をめぐり、2日、新潟市の高校で、下校する女子生徒の服装チェックが放課後に行われた。 ご苦労さまなことでというかひまだねというか、ああそうですかな話ではある。そもそもテレビ局はどうやってこの件を知ったんだろう?県がプレスリリースでも打ったの?誰かがタレこんだ? ともあれ。件、学校単位の取組みではないところがミソ。県ぐるみであるらしい。 県立新潟中央高等学校の眞島智宣部長は「スカート丈を短くすることは、一切禁止という指導をしました」と話した。 今後は、新潟市内だけでなく、県内の100校ほどにもポスターを張り、指導を徹底していきたいという。 なんでそんなこ

    ルールは必要以上に厳しくかつこっそり破れる程度にゆるく、という話 - H-Yamaguchi.net
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    jazzanova 2009/02/05
  • もしストリートビュー撮影車のスケジュールがあらかじめわかっていたら - H-Yamaguchi.net

    グーグルマップの新しい機能「ストリートビュー」に対して、主に肖像権やらプライバシー保護やらの観点からあちこちで議論が起きている。グーグル側は公道から撮影すると言ってるが私道にも入り込んでるし(私の家の前も私道だがしっかり撮影されてる。そもそもある道路が私道であるかどうかのチェックなんて気でするとは思えない)、顔をぼかしたって服装やら場所やらで個人が特定できる場合は少なからずある。来、公共の場所を撮影して公開する分には法的に問題ないし実際にも問題にならない場合が多かろうが、それを「点」ではなく「線」や「面」で全国的に行うと「量」ではなく「質」の問題となるから話は別という主張もあって、それなりに説得力がある。とはいえ、それ自体違法というわけでもなさそうだし(違法だという主張もあるようだが素人目にはあまり説得力を感じられない)、これによって恩恵を受ける場合もあるし、将来的に新たな可能性もあろ

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  • 人のふり見て我がふり直せ、という話 - H-Yamaguchi.net

    最近、いろいろなところで「反面教師」に事欠かない。人だけじゃなくて組織や団体、もっと大きな「集団」にも例はたくさんある。別に目新しくはないし、笑うのも簡単だが、それだけではもったいない。学んで活かさなければ。というわけで、以下は最近改めて学んだ、やったら恥ずかしいことのリスト。 (1)外見だけ整えているが内面が伴わない 努力したうえで至らないところがあるのは必ずしも恥ずかしくないが、外見だけ取り繕おうとするのは恥ずかしい。それが露呈するのはさらに恥ずかしい。他人の目は予想より鋭いこともしばしばあるし。 (2)情報の流れを阻害する 隠したりすりかえたり、情報の流れを悪くする人には何かうしろめたいことがある場合が少なくない。もちろんしかたない場合、必要な場合もあるんだが、構図があまりにもみえみえだと見ているほうが恥ずかしくなる。 (3)議論や交渉を拒否し自らの主張のみに固執する 何かというとす

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    jazzanova 2008/08/18
  • 現場で写メする素人は現場で写真を撮るプロとどのくらいちがうのだろうか - H-Yamaguchi.net

    7月5日にデジタルジャーナリズム研究会が「アキバ事件で考える~目撃ネット情報の使い方と報道・表現の自由」と題した公開シンポジウムを開くらしいのだが、なんだかんだで行けそうもないので、とりあえずここに書いとく。 携帯電話にカメラ機能がつくのが当たり前になって以降、事件の現場などで、いあわせた人たちがいっせいに写真を撮っている姿がよく報道されたりする。ちょっと古くさい表現をすると「一億総カメラ小僧時代」というわけだが、「興味位」だとか「そんなことをしているひまがあったら救助に加われ」とか、あまり評判はよろしくない。ここぞと「まったくケータイ世代は」みたいな俗物的世代論に落とし込む人もいるようだ。 確かにあんまり見ていて気持ちのいい図ではない。ないのだが、けしからん!と憤ってみせるのもなんだかひっかかる。別に確たる意見があるわけではなく、単にわからないのだ。たぶん同様のひっかかりを感じている人

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    jazzanova 2008/07/05
  • 今のペースメーカーは携帯電話に影響されないらしい - H-Yamaguchi.net

    よく携帯電話の使用に関して、「ペースメーカーの動作に影響がある」という話がある。だから電車内では、みたいなことをよく聞く。ペースメーカーといえば生命にかかわるっぽい話なわけで、しゃれじゃすまない。とはいえ、その割には実際何をやっていいのか悪いのか、いまひとつよくわからなかった。正直なところ、ペースメーカーを使ってる人より携帯電話を使ってる人のほうが断然多いんだから、ペースメーカーのほうでなんらか対策をとるのがいいんじゃないか、などと思っていたのだが、正面切って主張するのもどうかと思うし第一素人だし。で、この記事でせっかくいいことを知ったのでちゃんと覚えておくために書いておこう、というきわめて利己的な動機で書いている次第。 まずは記事の内容から。日心臓ペースメーカー友の会副会長の話。 総務省は「携帯電話はペースメーカーから22センチ離す」という指針を出している。友の会は公式に問い合わせられ

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    jazzanova 2008/02/14
  • 2008年はどう予測されているか - H-Yamaguchi.net

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 まずはこのの話。「2

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    jazzanova 2008/01/09
  • H-Yamaguchi.net: 「非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話」

    このは、著者のフィールドワーク(というより「実体験」といったほうが適切かも)に基づいて、庶民、もっというと下層の庶民の民俗を綿密に記録している。民俗学というと柳田國男が有名だが、この人の書くものはすべて柳田民俗学に対する強烈な批判がちりばめられている。書のタイトルにある「非常民」も、柳田のいう「常民」に対する概念。そんなきれいごとなわけねぇだろアホ、みたな敵意むき出しだし、水平社運動にも関わっていたとかで思想性もけっこうアレだったりするから、主張部分は「部外者」にはちょっと引くものがあるが、それはおいといても事実部分はとても参考になる。 この赤松啓介という人は、他にも「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」なんかが知られているが、書にもその手の話はけっこうたくさん出てくる。「国家の品格」「美しい国」一派の皆さんのような生まれのおよろしい方々には見えなかったのだろうが、ここに描かれたような、

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  • みすず学苑、7つのなぞ - H-Yamaguchi.net

    「みすず学苑」という学習塾がある。この塾について、ずっと前から気になっていたのだが、ちょっともうがまんも限界になってきた。どうも同じことを考えている人は他にもたくさんいるようなので、書いてみることにする。 別に批判しようとか、そういうのではない。ただ、わからない。あまりに、わからないのだ。 以下、何がわからないかを列挙する。 (1)なぜ「怒涛の『英語力』」なのか みすず学苑は、大学受験などのための予備校、なんだと思う。たいていの大学の入学試験は複数の科目を対象とするわけで、受験のための予備校なら、それらの科目を網羅しているだろう。当然、みすず学苑も、複数の科目を教えているはずだ。 なのに、なぜキャッチコピーが一貫して「怒涛の英語力」なのか。 そもそも英語力についた「怒涛の」という形容語がいったい何を意味しているのか自体がよくわからなかったりするわけだが、まあ雰囲気は伝わってくる。いかなる難

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    jazzanova 2007/03/20
  • 「日本も昔は米国から金を借りていたから、その名残で今も軍事基地がある」 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

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    jazzanova 2007/03/09
  • 「交わした文書がすべてなんだろう。このように思います。」 - H-Yamaguchi.net

    上記の引用元は、知ってる人も多いと思うが、2006年9月11日に日記者クラブで行われた「自民党総裁候補討論会 『どんな国、どんな社会を目指すのか』」の議事録だ。引用部分は、安倍官房長官(当時)が、日中国交回復に関する中国側のいわゆる「二分論」について述べたもので、要するに、日側は二分論をとっていないという話だ。 別にこの見解そのものについてどうこう言うつもりはない。うろ覚えでは、国際法上は交わした文書だけではなく、口頭の合意にもそれなりの意味があるはずだから、この発言は国際法的には誤りではないかと思うわけだが、素人が口を出して面白い話でもないし、そもそもこの発言のいわんとするところはわかるからだ。 国際的なものに限らず、国内政治においても私人間でも、あらゆる交渉とか議事とかにおいて、相容れない対立を乗り越えて「合意」という成果を出すために、同床異夢をあえて放置するという手法がしばしば使

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    jazzanova 2007/03/05
  • H-Yamaguchi.net: 「教員の質」をめぐる三者三様の「反対」

    「三者」だから登場するのは3人。まずは元都教委統括指導主事の鈴木義昭氏。題と関係ないが、職業で「元○○」と書かれると、なんとも想像力をそそられるね。今は何してるんだろう?と。「教員の質」を語るには現在の職業よりこっちの「元」のほうがいいということなんだろうけど。ちなみにこの方、「教員改革―「問題教員」と呼ばれる彼らと過ごした三年間」なるを出版されているのだが、統括指導主事のころのご経験なんだろうな。 で、問題のご主張だが、「授業力の不足、何より深刻」とのこと。ふうんそうなのか。都教委が01年度から「指導力ステップアップ研修」を始めたところ、「コミュニケーションが取れない教員と、子どもの評価ができない教員が特に増えていることがわかった」のだそうだ(01年度からの数年間で急増したのか?始める以前とは比べられないよねぇ始めてないんだから)。どうもこれが「授業力」の不足という主張の根拠らしい。

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    jazzanova 2007/02/27
  • 「ご冗談を。本気でそうおっしゃっているのですか?」 - H-Yamaguchi.net

    もうブログ界隈では有名な記事のようだし、時間がないのでくどくど書かない。ここだけ引用しておく。 ――「ネット君臨」記事ががんだるふ氏を「男性」ではなく「男」と表現したのは、どのような意図だったのでしょうか。 池田氏 これを佐々木さんはネガティブな表現だとおっしゃるが、これは単に性別を表記しただけで、特別な意図をもって表現したわけではありません。 ――ご冗談を。気でそうおっしゃっているのですか? 池田氏 それは佐々木さんの主観かもしれないですよね。 ――通常、相手に対して敬意を持っている場合に「男」と表記するケースは非常に少ないと思いますが。 池田氏 たとえば過去、新聞連載で読んでいただければわかるが、普通に女性について「女」という表記を使ったこともあります。繰り返しになるが、特別な意図を持っていたのではなく、性別を表しただけです。 どなたか、「普通に女性について「女」という表記を使った」

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  • 老年よ大志を抱け - H-Yamaguchi.net

    何をいまさらな話だが、「世代」をひとくくりにしてこの人たちが何をすべきかみたいな話をするのは乱暴だ。「死ぬまで現役」も、「早く隠居しろ」も、総論として言われたら必ず反発する人が出る。実際はそんなクリアカットなものではないというのは当然。 活躍してほしい人、今いなくなってもらっては困る人というのは少なからずいる。そういう人は、誰がなんといおうと、ぜひがんばっていただきたい。そうでなくても、社会で一定の役割を果たしてほしい人はたくさんいる。そういう人は、それにふさわしい場において、ぜひ活躍していただきたい。それは必ずしもそれまでと同じ職場、同じポスト、同じ業種ではないかもしれないが。さらに、申し訳ないが世の中のためにぜひ引退していただきたい人というのもいる。そういう人はさっさと引退して、どこか他のところにいくなり、隠居するなりどうとでもしていただきたい。 もちろんご人の意志というのもあるわけ

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  • 「政治的に正しい日本語」を考えてみてはどうか - H-Yamaguchi.net

    それまで何の疑問ももたれずに使われてきたことばが、問題ありとして突然使われなくこともままある。今回の変化は政界発だ。今のところはまだ政界の中にとどまっているようだが、おそらくそのうち放送・出版業界あたりにも伝播するのではないか。やがて庶民のことばにまで影響が及んでくるかもしれない。 今回問題となったのは、「人間を人間以外のものにたとえる表現」だ。これまで私たちは、比喩表現の中でこれを幅広く使ってきた。学校国語で習った記憶では、比喩にはいくつかあって、代表的なのは直喩と隠喩だろう。前者は「一つの事物を直接に他の事物にたとえる」(大辞林)かたちの比喩であり、「AはまるでBのようである」といったふうに、AとBがちがうものであることがはっきり示される。これに対して後者は「言葉の上では、たとえの形式をとらない比喩」(同)で、大辞林には「雪の肌」といった例が出ている。いうまでもないが、少なくともこれま

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  • アメリカの皆さんは何にaddictしているのか - H-Yamaguchi.net

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 こう始まる。 Is s

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  • 「セレブをおとす英会話―価値ある女性になるために」 - H-Yamaguchi.net

    このの著者であるマダム・ロセスについては、以前とりあげたことがある(この記事では「マダム・カルカソンヌ」と書いてあるが、「マダム・ロセス」が名)。以来私も数多いであろうマダムのファンの1人となったわけだが、このほど畏れ多くも、マダムご人から新著をいただいた。で、畏み畏み拝読してみてぶったまげ、感嘆し、賞賛の嵐となったわけだ。 このはすごいよ。いやマジで。 何がすごいってさ。 最初にぱらりと開いたとき、いきなり目に飛び込んできたのがこの表現。でっかいフォントで、 "Can I cum on your face?" 思わず、飲みかけのコーヒーをぶほっと吹き出しそうになったね(かろうじて「寸止め」したけど)。これか!セレブをおとすにはこれか!とひとしきり興奮した後、待てよ欧米のセレブは「on your face」を好むのだろうか?あれは日発ではないのか?という疑問で我に返った。このあた

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  • オーマイニュースについて(1):現状分析 - H-Yamaguchi.net

    眼鏡でみられるとやりにくいのであらかじめ書いておくが、批判や非難が目的ではない。この新しいメディアが社会に受け入れられていくためにどうしたらいいか、を前向きに論じたい、というのが動機。 まず、オーマイニュースとは何か、を考える。 市民記者が書くニュース。プロの編集者による編集。韓国で成功したサービスの日版。ソフトバンクの出資。 こういう属性を生かしていかないと、と前に書いた。だが、少し方向性を修正する。考えなければならないのは、上に挙げた属性のうち、読み手にとって価値のあるものは何か、だ。 ない。 これらのいずれもが、「書き手」側の事情だ。書きたい人は韓国にも、日にも、他の国にもたくさんいる。問題は、読み手だ。読み手にとっては、誰が書こうが、誰が編集しようが、もとがどこの会社だろうが、誰が出資しようが、関係ない。鳥越編集長は「実名による責任ある言論」を掲げているが、記者が実名であるか

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  • 「シリコンバレー精神:グーグルを生むビジネス風土」 - H-Yamaguchi.net

    いただきもの。「ウェブ進化論」の前、2001年に出版されただ。1996年から2001年ごろの話。梅田さんがシリコンバレーでの生活を始めた時期のシリコンバレーのようす、ネットバブルの急膨張と崩壊、ご自分のコンサルティング会社とベンチャーキャピタルの立ち上げなんかをつづったエッセイ。 文庫化にあたって「長いあとがき」が加えられた。これがいい。個人的には、これだけでも買う価値があると思う。思うので、少しあとがきに偏った感想を書く。他の部分については他の人が書いたものをあたっていただければ。あ、もちろん「あとがき」は文あってのものだ。「あとがき」を基点にして文の各所についての感想を、ということ。だから当然ながら「これだけでも」は「言葉のあや」。言わずもがなだけど、念のため。 まず「シリコンバレー精神」って何だ?という向きには、この「あとがき」に比較的ていねいな定義が2種類載っている。 限られ

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