Linuxでは、システム起動時に自動的にファイルシステムのチェックを行い、必要であれば自動的に修復したり、修復するかどうかの指示をユーザーに求めたりする。しかし、このチェックでは不良ブロックの有無は調べないため、Linuxの使用中に不良ブロックに行き当たると、エラーが発生してしまう。 この問題に対処するには、不良ブロックのチェックを強制的に行うオプションを付けてe2fsckを実行すればいい。しかし、e2fsckを実行するときは、チェックするデバイスをアンマウントする必要がある。そのため、使用しているPCにLinuxが1つしかインストールされていない場合(普通はそうだ)、e2fsckを実行することは不可能だ。 このようなときに救世主となるのがKNOPPIXだ。KNOPPIXはドイツのKlaus Knopper氏がDebian GNU/Linuxをベースに開発した、CD-ROMからブートできる