兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる夏の全国高校野球選手権大会の開会式で、客席から球児へエールを送る人文字が今年は中止されることが決まった。「ようこそ 西宮へ」などの文字を浮かび上がらせ、開会式の名物だったが、運営してきた市民団体が2月に解散し、継続できなかった。 【動画】150人を率いる応援団団長は、初の女性 人文字は、2000年から西宮青年会議所が始め、事業を引き継ぐ格好で市民団体「西宮をPRする会」が運営。市民に郷土愛を育んでもらい、全国から集う選手や応援団を激励しようと、市民800~1200人にボードをかざしてもらい、ライトスタンドからメッセージを送ってきた。 だが、メンバーの高齢化で同会が解散。人文字は別団体での継続が模索されたが間に合わなかった。 今年の夏の大会は6日に開幕する。同会が大会期間中に行ってきた、球場の外で出場校のプラカードを持って記念撮影ができる「シャッターサー