2015年、幼児教育への注目度が高まっている中、幼児の学びと切っても切り離せない「遊び」についても今一度見つめなおしておく必要があるだろう。「遊び」の本質とはなにか。大人が遊び心を持って子どもと接するためには、どうすればいいのか。筆者の見解を述べる。 最近あらためて注目を集めている幼児教育。 幼稚園や保育園、幼児教室などの習い事のプログラムにおいても、「遊び」は最も重要な要素と言っても過言ではありません。 しかしこの「遊び」をめぐって、時折大人と子どもの間で認識のズレがおこることがあるのです。 今回は、そのことについて掘り下げて考えてみましょう。 例えば、こんなエピソードを聞いたことがあります。 ある幼稚園での話。 園庭の隅で一人で遊んでいた子を見かけて、先生はみんなでやっている大縄跳びに誘いました。 するとその子は「先生、この大縄跳びが終わったら、遊んでいい?」と聞いてきたのだそうです。