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ブックマーク / ytsumura.cocolog-nifty.com (15)

  • ヘリウム不足はいつまで続くか - 技術系サラリーマンの交差点

    ヘリウム不足がさらに深刻です。ガスクロを使う同業者に、キャリアガスの水素への転換を真剣に検討する動きが出てきました。 地域や納入元により切迫感に少し差があり、「文書で納品停止を通告された」「口頭で納期の遅れを知らされた」などです。 重要な情報から先に書きます。 岩谷産業 お問い合わせフォーム このページから照会したところ、最新の見通しを教えていただけました。 どのような内容かここに書ければいいのですが、「ご回答メールは、お問い合わせいただいたお客さま個人にお送りするものですので、当社の許可なく回答内容の一部またはすべてを転用、二次使用することはご遠慮ください」とのことです。必要な方はそれぞれお問い合わせください。 私のラボに関して言えば、「次が納品されない場合に備えて、手持ちのヘリウムが無くなる時期から逆算して、間に合うタイミングで水素の流路を確保できるようにしておかなければ」と思いました

    ヘリウム不足はいつまで続くか - 技術系サラリーマンの交差点
  • 「ヘリウムがなくなる?」現実化 - 技術系サラリーマンの交差点

    最新情報:ヘリウム不足はいつまで続くか (2012/12/5) 昨年2月に ヘリウムがなくなる? という記事を書きました。実際に影響が出るのは数年先と思っていましたが、急に現実化してきました。ブログ 障害報告@webry さんでリンクがまとめられているので引用させていただきます。 ヘリウムの出荷停止措置について - 大東医療ガス Daitoh Medical Gas - 埼玉県越谷市で各種ガス販売 http://daitoh-mg.jp/2012/11/helium-stop.html ヘリウムガスの供給不足 - blog - 川口液化ケミカル http://www.klchem.co.jp/blog/2011/09/post_1566.php SUPERCOM on WWW 12.最近のヘリウム供給事情 http://semrl.t.u-tokyo.ac.jp/supercom/49/4

    「ヘリウムがなくなる?」現実化 - 技術系サラリーマンの交差点
  • 「分析化学のべからず171」 - 技術系サラリーマンの交差点

    最近、実務的な分析化学のがちょくちょく出版されるようになりました。そんな中でも「ついに出た!」という感じのです。 日分析化学専門学校 編 「分析化学のべからず171 準備から実験までの“やってはいけないこと”がわかる!」 JIPMソリューション A5判、192ページ、定価1,890円(税込) 主要目次(出版社のサイト) せんせのブログ(4/18) せんせのブログ(4/28) 編者の日分析化学専門学校は、我が国で唯一の分析化学の専門学校で、桜の通り抜けと分析化学 でご紹介したように、校舎は大阪・造幣局にほど近いところ。一度訪問したことがあります。見学の高校生も白衣を着て、1セント硬貨を金ピカにしたり、きれいな炎を作る実験を体験していました。実験を重視する学校だと思います。 このは、1項目が1ページにおさめられ、文は簡潔で文字は大きく、下半分はイラスト、という構成です。イラストは執

    「分析化学のべからず171」 - 技術系サラリーマンの交差点
  • それでも分析屋ははかり続けるしかない - 技術系サラリーマンの交差点

    放射性物質による品汚染が広がりを見せています。 各界の専門家・非専門家が続々意見や解説を発表し、現在品分析から離れている私は、追いかけるだけで精一杯です。 ただ、「図解入門 よくわかる最新分析化学の基と仕組み」は何年か後に改訂することになると思います。そのときには放射性物質の分析のページを書き加えることになりそうです。 最も短く、最もわかりやすく、それでいてほどよく幅広い範囲の解説を書くために、情報を咀嚼しているところです。 さて、「すべて分析化学者がお見通しです!」の出版の経緯をふり返っています。 今回は分野と著者がどう決まったかについて。 環境と品。この二つは絶対にはずせませんでした。普通に暮らしている人が目にする分析値は、この二つに関わるものが圧倒的に多いからです。 (あと、健康診断や病気のときの検査値もありますが、これはちょっと事情があって対象外としました。) それから、一

    それでも分析屋ははかり続けるしかない - 技術系サラリーマンの交差点
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2011/08/11
    「問題発生の2歩くらい手前を察知できるようにコントロールされている状態、そのあたりを分析屋が監視する状態であってほしい」
  • 本の共著を成功させるには - 技術系サラリーマンの交差点

    今までにない形の分析化学の読みもの。それは単著でないことは明らかでした。取材でなく自分の体験として書くのですから、一人では分析の多様性を語れません。 それでは何人で書くか。Wさんから、編集者としての「苦々しい思い出」に基づくアドバイスを色々もらいました。 (にはフルネームでWさんへの謝辞を書きましたが、あまり何度も名前を出すとご迷惑かもしれないのでイニシャルにしておきます。) まず、実際問題、人数は少なければ少ないほど進行はスムーズだそうです。 共著で混乱・破綻するケースはやはりあるようです。その理由は、 転勤 病気 だれかの原稿がずっと来ない だれかが音信不通 著者どうしの考え方の違いから人間関係悪化 といったもので、人数が多いほど確率は高まるそうです。 作りの手順は、「まず共著者を決めてから話し合って構成・項目を決める」と、逆に「主著者が構成・項目を決めてからそれに合わせて共著者

    本の共著を成功させるには - 技術系サラリーマンの交差点
  • 分析化学の読みもの本 - 技術系サラリーマンの交差点

    学業や仕事や生活上の必要に迫られて何かを勉強するとき、私は読みもの的な関連を探します。標準的な教科書を用意するのはもちろんですが、できれば、くつろぎながら読めて、生の手ごたえがあって、その分野の全体像がおぼろげにわかる・・・そんながあれば教科書の理解が進みます。 分析化学の読みものは、そういったきっかけで手に取られるような気がします。分析化学そのものに興味を持つというより、品や環境の問題に興味があったり、分析関連の資格や仕事をめざしていたりで、半分勉強・半分楽しみで読んでみようと思うものではないでしょうか。 そんなの中では、分析化学会近畿支部の「はかってなんぼ」シリーズが不動の地位を占めていると言って良いでしょう。 最初の 「はかってなんぼ 分析化学入門」 が出版されたのは2000年。日分析化学会近畿支部のメンバーが各章を執筆。科学史から説き起こし、ダイオキシン、環境水、表面分

    分析化学の読みもの本 - 技術系サラリーマンの交差点
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2011/07/18
    "標準的な教科書を用意するのはもちろんですが、できれば、くつろぎながら読めて、生の手ごたえがあって、その分野の全体像がおぼろげにわかる・・・そんな本があれば教科書の理解が進みます"
  • 排水中の放射能限度の計算法 - 技術系サラリーマンの交差点

  • 放射線取扱主任者ですが - 技術系サラリーマンの交差点

    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2011/04/04
    "私にとっては最も苦労して取った資格です。大学入試・薬剤師試験・国家公務員試験はそれぞれ1回で合格しましたが、第1種放射線取扱主任者は3回受験してやっと合格しました。この試験の合格率はだいたい20%です"
  • ヘリウムがなくなる? - 技術系サラリーマンの交差点

    最新情報:ヘリウム不足はいつまで続くか (2012/12/5) ガスクロマトグラフィーの利用者にとっては気になる記事です。ナショナルジオグラフィック日版 2011年2月号に、次のように書かれています。 しかし、米国学術研究会議(NRC)によれば、ヘリウムは枯渇しつつあるという。現在、世界中で利用されているヘリウムのほとんどが米国産だ。米国は1960年代にヘリウムの備蓄を始めたが、96年になって、備蓄している全てのヘリウムを2015年までに売却することを決めた。 その後は、ロシアやアルジェリア、カタールといった産出国が、世界の市場を支配することになるだろう。ただし、こうした国々のヘリウムも40年ほどで底をつくと言われている。 今日もガスクロのキャリアガスとしてヘリウムを使っている私は焦りました。 ヘリウムって、空気の中に無尽蔵に含まれているんじゃないの? 備蓄とか底をつくとかどういうこと?

    ヘリウムがなくなる? - 技術系サラリーマンの交差点
  • 「匿名のかたへの批判・反論はしません」宣言が役に立った例 - 技術系サラリーマンの交差点

    このところネットでの匿名・実名論争がまた盛り上がっているらしい。きっかけはどうも「勝間和代のクロストーク」で「ネット上でも実名で表現を」(2009年10月04日)の提起があったかららしい。 それで私の 匿名のかたへの批判・反論はしません がスラッシュドット・ジャパンの ネットでも実名を使うべきか? のコメントからリンクされ、にわかにアクセスが増えた。 これだけなら新しい記事を立てるほどでないのだけど、思い出したことがある。 私は「匿名のかたへの批判・反論はしません」と書いたとき、現実に匿名の人から批判されたり批判したりする状況にあったわけではない。先回りしてこんな宣言をしたのは、要するに、匿名の人と議論をしていて途中から「アンタは匿名だから」という理由で態度を変えたりしてはいけないでしょ?ということだ。 世の中なにが起こるかわからないもので、大勢の(というほどでもないが)匿名の人がこのブロ

    「匿名のかたへの批判・反論はしません」宣言が役に立った例 - 技術系サラリーマンの交差点
  • CASレジストリーに5,000万件目の物質を登録 - 技術系サラリーマンの交差点

    ケミカル・アブストラクツ(通称ケミアブ)は化学物質情報のデータベース。そのレジストリーナンバーは化合物の背番号のようなもの。9月7日に5,000万件目の物質が登録されたそうです。 「CAS REGISTRY」に5,000万件目の物質を登録(共同通信PRワイヤー) 米国化学会(American Chemical Society)の一部門であり,世界最大の科学情報データベースを保有するCAS(Chemical Abstracts Service/ケミカル・アブストラクツ・サービス)は2009年9月7日,化学物質データベース「CAS REGISTRY」に5,000万件目の物質として鎮痛作用のあるarylmethylidene heterocycleを登録したと発表しました.CAS REGISTRYに4,000万件目の物質が登録されたのが2008年11月末,その後わずか9ヶ月で1,000万件の物質

    CASレジストリーに5,000万件目の物質を登録 - 技術系サラリーマンの交差点
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2009/09/12
    "4,000万件目と5,000万件目の間がわずか9ヶ月"
  • 5年ぶりに元素が増える - 技術系サラリーマンの交差点

    に書いたことは発行直後から古くなり始めるんですね。それは当たり前ですが、自分が書いたことの一つ一つが気になります。「よくわかる 分析化学の基と仕組み」は広い範囲をカバーしているので、気苦労も大きいです。 学術雑誌に掲載される論文は数多く書いてきましたが、内容が古くなることは全く気にしていませんでした。論文は必ず発行年を意識しながら読まれるものですし、ほとんどの読者は相応の知識を持っているからです。 でも勉強のためのとなると、一つ古くなるごとにハラハラしてしまいます。を発行した時点ではそうだった。でも今は少し変わった。読者はその情報をキャッチしているだろうか・・・? 「よくわかる 分析化学の基と仕組み」のp.10に「現在では111の元素が確認されて正式に名前が付けられています」と書きました。この部分が古くなる見込みです。 既に先月 ケムステニュース:112番元素にコペルニクスに因ん

    5年ぶりに元素が増える - 技術系サラリーマンの交差点
  • ノイズの話(1)こんな基礎的なことが不統一 - 技術系サラリーマンの交差点

    「検出」か「不検出」か? 分析に縁のない人にも、両者が大きく違うことはぼんやりわかると思う。検出限界ぎりぎりの「検出」とぎりぎりの「不検出」、実際の物質量としてはほとんど同じでも、与える影響の大きさが天と地ほど違う場合がある。 残留農薬、環境汚染物質、品質管理・・・機器分析では、この図のようなデータ(クロマトグラムまたはスペクトル)を使って「検出」か「不検出」かを決めることがよくある。 では問題。AからCの中で「検出と不検出の境界」を表すピークはどれでしょう。つまり、一般的に「この大きさ以上のピークが現れたら『検出』、これ以下なら『不検出』」と合意されているのはどの図でしょう。(S/N=3を検出限界とする。) こんな図なんか見たこともないという人は、直感的にどれか考えてみてほしい。 ある程度化学分析の経験を積んだ人は、正解と思う図を選んだだろう。 私はずっとAが正解だと思ってきた。自分の使

    ノイズの話(1)こんな基礎的なことが不統一 - 技術系サラリーマンの交差点
  • 私が問題性を感じた理由 - 技術系サラリーマンの交差点

    この記事を読む前に必ず 「ニセ科学」関連・当の最終記事 を読んでください。 柘植さん・荒木さん・菊池さんからコメントをいただきましたが、論点が多いので一度に全部はお答えできません。大事なことからお話します。 ■ 私が受けた二つの印象 私が危惧したのは、柘植さんの「ぶんせき」誌への投稿が次のことを主張しているように読めたからです。 1.「ニセ科学」に関して「学会として」何か動きを起こす。(個人でなく集団の活動) 2.一般の人に対して「何がニセ科学か」を選別して示す。(「ニセ科学」の認定と啓蒙) 柘植さんのコメントによれば、1も2も柘植さんの意図するところではないそうです。また、荒木さんと菊池さんによれば、昨年の物理学会のシンポジウムは学会内有志によって企画されたものであり、1に該当するものではないそうです。 そうであれば私の危惧は取り越し苦労ということになりますが、私は菊池さんのウェブサイ

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  • 分析屋と統計 - 技術系サラリーマンの交差点

    分析化学とその周辺の分野で、「統計」がどのように使われているか、分析屋はどの程度「統計」の知識を身に付けなければならないか、議論する機会があった。けっこう網羅的な話ができたので、まとめておく。 まず、たいていの定量では検量線を描かなければならない。その検量線の直線性を評価するために、相関係数を求めなければならない。同じ測定を繰り返した場合には、平均値と標準偏差を算出する。このあたりはExcelを使って簡単にできるし、統計であることすら意識しないくらいだ。 分析法バリデーションのためには並行再現性と室内再現性を求める。大規模なバリデーションでは室間再現性も求める。検出限界及び定量限界は、シグナル/ノイズ比やブランク値の標準偏差等から求める。範囲も求めなければならない。これらの計算式は単なる標準偏差の算出よりもややこしいが、難しいというほどではない。 不確かさの見積もりあたりから、少し高度にな

    分析屋と統計 - 技術系サラリーマンの交差点
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