例えばYouTubeでサビまで試聴して良い/悪いを判断するのと、2500円払ったCDを聴いて判断するのは、やはり「今はまだ」違う。無料で流し聞きする姿勢と、2500円分の価値を認めようと注意深く聞く姿勢の違いは生じる。今はまだほとんどの音楽がCDで聞かれることを前提に作られているから、試聴しただけのものを批評の対象にするのは独善的すぎるだろう。ただそのうち、YouTubeや着うた等で聞かれることを予め考えて作られた音楽が主流になった時は、流し聞きして判断するのも構わなくなる。今はまだ過渡期にいる。 他にも、いくらCDで聞いてほしいと思っても、だんだん再生環境は高音低音をカットしたMP3を前提にしはじめる。こうなると音楽家側はMP3に最適化した音作りにしはじめる。そうなるとCD派には物足りない音になるかも、という気がしてくるが、ハードディスクの容量が超増えれば、WAVファイルとか非圧縮のまま