8日午前10時50分ごろ、鹿児島県霧島市溝辺町麓の市立陵南小学校(和田敏郎校長、全校児童329人)で、3年生の男子児童(8)が3階建て校舎の屋上の天窓から、約4メートル下の3階部分の廊下に転落し、救急車で病院に運ばれた。霧島市消防局などによると、児童は頭を打ったが意識はある。 天窓はプラスチック製とみられ、縦横約2メートルの正方形。児童は天窓が割れて落ちたらしい。事故があった当時は社会科の授業中で、転落した児童は他の児童らと屋上にいたという。屋上から地域の景観を見ていたとみられる。 天窓の周りの屋上には、防護さくなどは設置されていなかったという。県警などが原因を調べている。 小学校は鹿児島空港の西側にある。