最高のネタを、料理するのではなく簡潔な手業で供すること。都内の数々の名店で修業をしてきた大河原良友氏が板長を務める「すし椿」は、日本各地から築地に集まる極めつきの旬の魚介を、銀座という街の華やぎの中で堪能できる店。「たとえ至らなくても店で出すものはすべて自分で作る」という心意気が、潔くすがすがしいすしを味わわせてくれる。カウンター越しに端正な手業を眺め、おかみが見立てた器使いを楽しみながら、とっておきの夜を過ごしたい。おまかせで15,000円から。できれば予約を。魚がなくなりしだい閉店になるので、21時以降に行くなら先に電話で確認を。