ヨーロッパ各国でも他国同様に「若年層の高失業率」が問題視されているが、その中でも特に高い失業率を見せるスペインで、先日【失業率5割近く、スペイン若年層の現実】でお伝えしたように、大規模なデモが行われた。その引用文の中に「(スペインの若年層)失業率は50%近くに達しており」という目を疑う文言があったが、これは以前【ヨーロッパの失業率も10%台に・若年層はより深刻な20%超へ】でデータを参照した【EU統計局(Eurostat)】で毎月発表している、失業率関連の統計データの最新版【December 2011 Euro area unemployment rate at 10.4%(PDF)】(2011年12月分、2012年1月31日発表)で事実であることが確認できた。今回はこれを機会に、以前の記事と同じフォーマットで、最新のデータ・2011年12月分をグラフ化し、状況を把握することにした。 文中