大阪の堂島取引所でコメの先物取引が本格的にスタートし、20日、式典が開かれました。 猛暑による天候不順などでコメの値上がりが続く中、取引所のトップは、取り引きを活発化させ、価格の透明性の向上につなげたい考えを示しました。 コメの先物取引は、江戸時代に大阪で始まり、1939年にいったん廃止されたあと、堂島取引所の前身の組織が2011年に試験的に再開させましたが、取り引きが低調で去年(2023年)、再び廃止となっていました。 取り引きを復活させるため、市場を開設する国の認可を受けたことから、20日、大阪市内のホテルで本格的なスタートを祝う式典が開かれました。 この中で、堂島取引所の有我渉社長は、「日々値段が見えるので、生産者や消費者などに参照してもらってうまく使ってもらいたい」と述べ、取り引きを活発化させ、価格の透明性の向上につなげたい考えを示しました。 新たに始まる取引、「堂島コメ平均」では