私が Ruby を使う機会はもっぱら Win32OLE モジュールを使って Excel ブックを定型処理するような場合が多くなっています。 以前はこういう用途に Perl を使っていたのですが、よく使う「~の条件を満たすすべてのシートに対して~」というような処理はブロックを使った構文が書きやすいようです。 しかし構文がいくら書きやすくても結局いつも似たようなコードを書いているのに気づきます。Excel データに定型的な処理を行う場合に書くコードというのは大抵以下のようなものです。 1. 引数で与えられたすべてのブックに対して、 2. 中に入っているすべてのシートについて(何かの条件付きでフィルタして)、 3. シート中の最後の行までを(やはり何かの条件付きでフィルタして、データを変換したりしながら)走査する。 こうした処理というのは実は要するに awk であって、Excel に対する aw

