銀座眼科、レーシック手術で67人健康被害 東京都中央区の銀座眼科(溝口朝雄院長)で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者67人が角膜炎などの感染症を発症したことが25日、中央区の調べで分かった。区保健所は、医療器具の滅菌処理など衛生管理の不徹底が原因としており、銀座眼科に対し、23日から施設の使用を全面的に制限し、再発を防止するよう指導している。 都福祉保健局は「眼科の手術で最も起きてはいけない異例の事態」としている。 保健所によると、銀座眼科は2006年8月に開設。昨年9月下旬から今年1月中旬まで、639人の患者がレーシック手術を受けたが、2月23日までに67人が感染性の角膜炎や結膜炎を発症していた。 2月に計3度、保健所が立ち入り調査した結果、医療器具の滅菌処理が不十分だったり、手術前の医師の手洗いが不適切だったりしたため、角膜の感染症が集団発生し