タグ

bookとSFに関するjoan9のブックマーク (5)

  • セカイ系の近未来SF「虐殺器官」

    スゴオフ@ミステリで惹かれて手にしてイッキ読み(カネヅカさんありがとうございます)。ガジェットとウィット満載で大いに楽む一方、マイノリティ・リポートとメタルギア・ソリッド(MGS)を足して割ったようなセカイにくたびれる。 延々続く「僕の語り」が特徴的で、過去と悪夢と現在を説明なしに並べてみせる。同じ脳内だから分け隔てしないよ、という手法は好きなんだが、骨子はかなり単純だ。個人認証による厳格な管理社会を突き進む「先進国」と、搾取と内戦と環境破壊が凄まじい「後進国」、キレイに分れた近未来。大量虐殺を引き起こす「虐殺の器官」を追う米軍特殊部隊のエリートが主人公で、徹頭徹尾、彼のモノローグに付き合わされる。 この「語り」が面白い。自分(の感情)をつき放して論理を積み上げる冷静さと、母の半生をうじうじ思い悩むマザコン根性が代わりばんこに浮かんできて妙にリアルだ。冷たいユーモアも笑える。屠殺した鯨や

    セカイ系の近未来SF「虐殺器官」
    joan9
    joan9 2011/01/03
  • 伊藤計劃:「虐殺器官」と「ハーモニー」という小説に関する所感 - FutureInsight.info

    伊藤計劃という2009年3月に肺ガンで早世したSF作家がいる。「虐殺器官」、「ハーモニー」は伊藤計劃が残したオリジナル長編である。今年の年末、「ハーモニー」を読了し、「虐殺器官」は以前読んでいたため「虐殺器官」と「ハーモニー」という小説に関して感じたことを書いてみようと思う。 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 伊藤 計劃 早川書房 2010-02-10 売り上げランキング : 841 Amazonで詳しく見る by G-Tools ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 伊藤計劃 早川書房 2010-12-08 売り上げランキング : 381 Amazonで詳しく見る by G-Tools あと、ネタバレは基無しで書くが、まっさらな気持ちでこの小説を読みたい人はこれから先は読まないことをお勧めする。 なぜこの二SF小説が人々の心をつかんだのか 「虐殺器官」は「ベストSF2007」国内篇第一位

    伊藤計劃:「虐殺器官」と「ハーモニー」という小説に関する所感 - FutureInsight.info
    joan9
    joan9 2011/01/03
  • ディアスポラ / グレッグ・イーガン - 誰が得するんだよこの書評

    文学というメタゲームへの最終兵器にして史上最も難解なSF。あるいは「火の鳥 ハードSF篇」。グレッグ・イーガンは多分この作品で文学を終わらそうとしている。「批評の終着点はどこか」では批評のメタ構造ゆえに、究極の文学・究極の批評などありえないことを論じました。しかしもし、究極の文学がありえるとしたら、それは批評のメタ構造そのものを捉え批評するような、批評というゲームをクソゲーだと気づかせてしまうようなそんな作品になるはずです。それが「ディアスポラ」です。 ストーリーはクラーク「幼年期の終わり」や小松左京「果てしきなき流れの果に」のテーマである「人間の存在は宇宙でどのような意味を持つのか」という王道を突っ走るもの。しかも既存のどんなSFよりも深く難解に。エンタメとしては限りなく終わっていますが、SFとしてはひとつの到達点を見たと評価します。舞台は30世紀で人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶

    ディアスポラ / グレッグ・イーガン - 誰が得するんだよこの書評
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    キーボードを、持ち歩く。 久しぶりに、スマホ用のキーボードを使ってブログを書いている。 いくつかキーが壊れてしまっているので買い替えないといけないのだが、壊れるくらいには使い込んでいたんだなと思った。 当時は、今のようにPCを普段から持ち歩くことが少なかったので、出先でもブログ…

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
    joan9
    joan9 2009/05/17
  • 日記

    日記です

    joan9
    joan9 2008/12/05
  • 1