レベルファイブが抱えるジレンマ このように子供をターゲットとしてクロスメディア戦略を絡めながらゲームソフトを作ってきたレベルファイブですが、そこにはターゲットユーザーを子供、そしてソーシャライザーに注力しているが故の、構造上に抱える課題があります。 それは子供向けにソフトを作っているためにストーリーに奥深さを持たせられず、シリーズ展開してもマンネリ化してしまうというリスクです。一方で、レベルファイブはマンネリ化を防ぐために新しいIPを作り続けなくてはならないというジレンマに囚われているとも考えられます。 現在も放映されている「妖怪ウォッチ」のアニメは基本的に一話完結であり、手軽に楽しむことができますが、逆に言えば一話ずつが独立しているため世界観に広がりを持たせることが難しいと考えられます。つまり、ゲームでもアニメでも徹底した子供向けのターゲッティングがなされているということです。 このこと