中規模の開発会社が受注したソシャゲの開発プロジェクト、予算は数億円。 言うことがころころ変わるクライアント、仕事をしないディレクター、白紙の仕様書。 スケジュールは超過して大赤字、次々といなくなるスタッフ。 三代目のリーダーに俺が指名されたとき、社内の視線は冷ややかを通り越して憐れみに満ちていた―― 若手チームを率いて大炎上プロジェクトを立て直した話をします。 炎上する原因、大きなプロジェクトをスムーズに進める工夫、汗と涙と徹夜、そしてExcel方眼紙。 この物語はフィクションです!
プロジェクトにおいて一番難しいこと 昨年はみなさんにとって、漢字1字で表すとどんな1年だったでしょうか。京都の清水寺では世相を表す「2009年の漢字」が「新」と発表されましたが、いったい何が新しかったのかと考えれば、多くの人は新政権の発足をあげるでしょう。新政権の取り組み課題は山積みですが、筆者が注目しているのは、「八ツ場ダム」の建設中止に関してです。国土交通大臣が、中止を宣言して話題になったので、ご存知の方も多いでしょう。 内容については割愛しますが、途中まで多額の費用を投入したプロジェクト中断の判断は、更なる追加費用を投入してプロジェクトを継続することより、はるかに難しいものです。 今回は、システム開発におけるプロジェクト中断について考えてみたいと思います。 答えのないシステム開発 数年前、筆者は過去の販売実績等から需要予測を行うプロジェクトを担当しました。 当時、需要予測に関するパ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く