世界で最も仕事がしやすい国を目指す「アベノミクス」は日本企業に大きな変化を迫る。当然、そこで働く社員も「世界標準の仕事の常識」が求められ、世界標準で報いられる事になる。そんな中で、どんな人材が生き残るのか。『外資の社長になって初めて知った「会社に頼らない」仕事力』(明日香出版社)を上梓した岡村進・人財アジア社長は、変われない日本企業を一刀両断にし、若い人たちに「わがままに生きろ」と語る。 「変われない日本企業」を変えるのは「わがままな若者」 ──岡村さんは第一生命保険に20年勤めた後、UBSグローバル・アセット・マネジメントで社長を務めました。日本企業と外国企業の両方の働き方を経験したうえで、日本の若者に自己変革を訴えています。 日本の経営者が日本経済の再生をいくら語っても、様々な既得権を意識しているうちに、会社を変えることはできません。悪意を持って変わらないわけではなく、自分を社長に据え