「キリンレモン」に学ぶ、成功するリニューアルの鉄則:90周年を機に変わったロングセラー(1/2 ページ) キリンビバレッジのロングセラー炭酸飲料「キリンレモン」が売れている。90周年を迎えた4月に、パッケージや味を大きくリニューアル。飲料業界では「発売2週間で1000万本」がヒットの目安と言われているが、わずか1週間で1000万本を売り上げ、好調なスタートを切っている。 リニューアルを手掛けたのは、入社9年目の女性マーケター・二宮倫子さんだ。「午後の紅茶」「ファイア」ブランドを経て、現在はキリンレモンのほか、「キリン メッツ」といった炭酸ブランドを担当している。 キリンレモンは1928年に発売されたキリングループの“顔”ともいえるブランド。しかし2014年のリニューアル以降はほとんど投資をしておらず、15年からは同じ炭酸ブランドのメッツに集中投資。その結果、キリンレモンの売り上げはゆるやか